2009年11月に広島県の山中で島根県立大1年平岡都さん=当時(19)=の切断遺体が見つかった事件で、島根・広島両県警合同捜査本部は20日、殺人と死体損壊・遺棄の疑いで、遺体発見2日後に交通事故で死亡した島根県益田市の会社員矢野富栄容疑者=当時(33)=を容疑者死亡で書類送検した。捜査本部が記者会見で発表した。
矢野容疑者のデジタルカメラなどから平岡さんの遺体や文化包丁など計57枚の画像を確認。首を圧迫された痕跡も写っており死因は窒息死と断定。詳しい経緯を解明できずに発生から7年を経て捜査は終結する。今年に入り不審人物として矢野容疑者が浮上、急展開した。