島根女子大生遺棄、通信履歴に男との接点はなし
広島県北広島町の臥龍 山の山中で2009年11月、島根県立大1年・平岡都さん(当時19歳)が遺体で見つかった事件で、発見直後に交通事故死した男(同33歳)と平岡さんが携帯電話でやり取りした記録がなかったことが捜査関係者への取材でわかった。
島根、広島両県警の合同捜査本部は2人に交友関係はなかったと判断しており、男が平岡さんを知った経緯を調べている。
平岡さんは香川県出身。事件当時は島根県浜田市の同大学総合政策学部に所属し、大学近くの学生寮に住んでいた。国際協力のサークルで活動し、同市のショッピングセンター内のアイスクリーム店でアルバイトをしていた。
捜査関係者によると、捜査本部は当時、平岡さんの交友関係を中心に不審人物の割り出しを進めたが、有力な情報はなかった。今年に入り、男が捜査線上に浮上。改めて平岡さんの通話やメール通信の履歴を確認したが、男との接点はなかったという。
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2016年12月20日 07時46分
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