新藤総務相の靖国参拝で「遺憾」=台湾外交部

【政治】 2014/01/02 14:09

(台北 2日 中央社)新藤義孝総務大臣が1日午後に靖国神社を参拝したのを受け、外交部は同日夜、遺憾の意を表すとともに、日本政府に対して隣国の国民感情を傷つける行動を控え地域の平和と安定に努めるよう呼びかけた。

外交部では、先月26日の安倍首相の靖国神社参拝に続く新藤総務相の今回の参拝は2012年12月の就任以来6度目で、地域内関係各国の注視と不安を呼んでいるとし、中華民国政府はこれについて遺憾の意を示すとした。

また、歴史はたやすく忘れられるものではないと強調、日本政府と政治家に対して史実を正視し、歴史から教訓をくみ取り、隣国の国民感情を傷つけるような行動を取らないよう希望するとともに、未来思考と責任ある態度によって周辺国との友好関係を発展させ、地域の平和と安定のため共に努力すべきだとした。

(唐佩君/編集:谷口一康)