“元祖インディーズ・アイドル”が最強の地下アイドルにエールを送った。仮面女子映画第7弾「サマータイムエンジェル」(川野浩司監督)の完成披露鑑賞会がこのほど行われ、声優で歌手の宍戸留美(43)が主演の窪田美沙(22)、立花あんな(24)、桜のどか(26)、月野もあ(22)、坂本舞菜(20)らメンバーとともに舞台あいさつを行った。
本作は窪田演じる進路に悩む女子高生・広野比呂が、教師のシャレで口にした「比呂だからヒーローになれば」を真に受けて、正義のヒーロー「サマータイムエンジェル」になるというストーリー。比呂の母役を務めたのが元祖地下アイドル・宍戸だ。
宍戸は1990年にメジャーアイドルとしてデビューしたが、18歳で事務所を辞め、フリーとして活動を始めた。
「今年で26年目になります。インディーズとしてライブで歌ったのが私が初めてで“元祖”と言われています」(宍戸)
今では歌だけでなく女優、NHK・Eテレのアニメ「はなかっぱ」“ももかっぱ”役など、声優としての地位も築いた。
四半世紀を過ぎ、最強の地下アイドルと共演した宍戸は「アイドルグループにはあまり興味がなかった」そうだが、「(仮面女子は)セクシー担当とか声優志望とか、グループの中にいろいろなキャラクターがいて面白い」と印象を語った。
声優志望の月野は、ハスキーボイスがコンプレックスだったが、宍戸に「(ハスキーな声を)出していった方がいい」とアドバイスされたという。月野は「そのひと言で頑張ろうと練習して、声優としてヒロインデビューできた。宍戸さんは私の恩人です」と感謝。「あとは少年の声をマスターすれば一生食べていけます」と宍戸に声をかけられ「ありがとうございます」と目を輝かせた。
さらに宍戸はインディーズとして活動し続ける秘訣として「人とのつながり」を挙げた。「今回は知り合いの川野監督にお母さん役に抜てきしていただいた。人間関係とコミュニケーションが一番大事ですね」と強調すると、仮面女子メンバーは大きくうなずいた。
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