菓子製造・販売のおやつカンパニー(津市)は20日、主力商品「ベビースターラーメン」のパッケージなどに起用する新しいキャラクターが決まったと発表した。赤いパーカーを着た男の子のキャラクターで、年内の“引退”が決まった「ベイちゃん」と「ビーちゃん」の友達という設定だ。名前はこれから一般公募する。
新キャラクターは2017年1月以降に出荷する商品から順次、パッケージなどに使う。年齢は公表していないが、ベイちゃん(10歳)やビーちゃん(8歳)と同世代の男の子だという。「元気で活発。ちょっと目立ちたがり」な性格で、「歌とダンス」が特技だという設定。ホームページでは歌手デビューを目指して路上ライブで練習を積む男の子の動画も公開している。
ベビースターラーメンは1959年に発売した菓子を改良したもので、先代キャラクターのベイちゃんは1988年、ビーちゃんはベイちゃんの妹として2000年に登場した。ただ、おやつカンパニーが13日に2人の“電撃引退”を発表。インターネット上では「寂しい」などといった書き込みが相次いでいた。
同社ではキャラクター交代の狙いについて、「新キャラクターの男の子は、物があふれる時代においてもベビースターを食べる時の楽しさを歌や踊りで表現してくれると期待している」と説明する。パッケージの刷新で若い女性などにも購買層の裾野を広げたい考えだ。
名前はホームページなどで公募し、採用された人1人には100万円相当の純金メダルをプレゼントするほか、最大100人にベビースターラーメンミニのチキン味を1年分(360食)プレゼントする。