年末年始は、にぎやかなイベントには事欠かない時期です。しかし、それ故に一年で最も太りやすい時期でもあります。
ほんの少しの体重増でも、後から痩せるのは結構大変なものです。
そこで、年末年始の美味しい食事との、太らない上手な付き合い方をご紹介します。ダイエット中の方も必見です。
年末年始はなぜ太る?
年末年始は、普段とは違った特別な食事の機会が多くなるものです。そしてこの時期は、日は短く外は寒くて、外出がおっくうになりがちです。
特別な食事で身体に入るエネルギーは多くなるのに、使う分は減りがちになってしまうのです。
これでは、体重が増えてしまっても仕方ありません。
お正月太りを防ぐ工夫
お酒はたしなむ程度に
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お正月で最も太る要因のひとつがお酒です。なかでもビールは高カロリーであるため、あっという間にご飯何膳分にものカロリーと摂っていることになってしまいます。
禁酒する必要はありませんが、ビールの量を減らして日本酒や焼酎を飲むことがおすすめです。また、おつまみを食べ過ぎないように気をつけましょう。
よく噛んで食べる
食事を開始してから、そろそろ食べるのを止めようと脳がサインを出すまでに、食べ物が体に入ってから15分から30分かかるとされています。
早食いの人はサインが出るまでにたくさん食べてしまい、結果としてカロリーの摂りすぎにつながります。
ゆっくりよく噛んで食べていると、食べ過ぎないうちにサインが出され、満足感が得られます。
食前に野菜ジュースを飲む
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おせち料理などが並ぶ食卓にすぐお箸を伸ばしたくなりますが、まず食前に野菜ジュースを飲んでおきましょう。
野菜ジュースは血糖値の上昇を抑える働きがあります。
あとの食事で太りにくくするためにも、食前に太らないポイントを取り入れることが大切です。
主に食べたいものを考える
せっかくのごちそうなので、控えると言っても気持ちの上では満足したいものです。
例えば「今日は肉料理を」など考えて、自分が食べたいものの優先順位を決めましょう。
最も楽しみたいものを楽しんで、それ以外のものは少し控えるように強弱をつけて食事をいただきましょう。
素材に近いものを選ぶ
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同じ野菜を使った料理でも、調理法によってカロリーはかなり違ってきます。
揚げたり炒めたりすると油を吸収してしまい、高カロリーになってしまいます。
同じ材料のものでも、なるべく素材に近い料理を選ぶようにしましょう。
日頃の分量を思い返す
おせちやお鍋など大皿料理になると、ついつい食べ過ぎてしまうことが多くあるものです。
日頃食べている量を思い返しながら、その分量だけ小分けに取るようにしましょう。
鍋料理の場合には野菜やキノコ類などでボリュームを多くすると、満足感を得たままカロリーコントロールをすることができます。
甘いおせちは要注意
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おせち料理は、和食なのでカロリーが低いから安心、と思っていると大間違いです。
実はおせち料理は保存できるように作られているので、しっかりとした味つけがしており、砂糖やみりんをたっぷり使ったものが多いのです。
特に、栗きんとんや伊達巻卵、黒豆などちょっとつまんでしまいそうなものが意外にカロリーが高いので注意しましょう。
体をあたためるものを選ぶ
肉や魚、豆類などのたんぱく質は体を温めてくれるため、しっかりと摂るようにしましょう。
酢のものなど、酸味があるものも血行を促して体温を上げてくれる働きがあるので、積極的に食べましょう。
食事時間以外には食べないと決める
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お正月期間は意外と加工食品を食べてしまいがちです。
テレビを見ながらポテトチップスをつまんだり、アイスを食べたり、コンビニの肉まんやカップ麺を食べたりすることが多くなります。
食事時間以外は食べ物を口にしない、といった決まりを作らないと、加工食品を食べてしまう原因になります。
夜遅くに食べない
食べてすぐ寝てしまうと、食べたものはエネルギーとして使われないまま、脂肪として蓄積されてしまいます。
人は寝ている間に、脂肪の合成を盛んにしてエネルギーを蓄積します。
特に年末年始は、食べてすぐ寝ると蓄積するものがたくさんあるので、脂肪ができやすくなるのです。