ベルリン 市場にトラック 警察はテロの疑いで捜査
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ドイツの首都ベルリンにあるクリスマスの買い物客でにぎわう市場に、大型トラックが突っ込んでこれまでに12人が死亡、48人がけがをし、警察は、トラックが意図的に突っ込んだものと見て、テロ事件の疑いで捜査しています。
ベルリンの中心部にあるクリスマスの飾りなどを売っている屋外の市場に、19日夜、日本時間のけさ、大型トラックが突っ込み、これまでに12人が死亡、48人がけがをしました。
警察によりますと、トラックに乗っていた2人のうちの1人は、ポーランド国籍の男性ですでに車内で死亡しており、運転していたと見られるもう1人の男は、逃走を試みた末に現場近くで拘束されました。拘束された男について、デメジエール内相は難民として去年12月にドイツに入国したパキスタン出身の男と見られるとしています。
地元の警察は、トラックが、市場に集まっていた大勢の人たちを狙って意図的に突っ込んだものと見て、テロ事件の疑いで捜査しています。
現場は、ベルリンの中心部で、観光地としても知られる「カイザー・ウィルヘルム記念教会」がある広場で、地元の人だけでなく多くの旅行客も訪れます。
警察などによりますと、大型トラックは、この広場の西側から広場の中に侵入し、次々に人をはねながら50メートルから80メートル進んで止まったということです。
ドイツでは、ことし7月、中東からの難民や移民などによる凶悪事件が相次いでいて、国民の間に再び大きな衝撃が広がっています。
警察によりますと、トラックに乗っていた2人のうちの1人は、ポーランド国籍の男性ですでに車内で死亡しており、運転していたと見られるもう1人の男は、逃走を試みた末に現場近くで拘束されました。拘束された男について、デメジエール内相は難民として去年12月にドイツに入国したパキスタン出身の男と見られるとしています。
地元の警察は、トラックが、市場に集まっていた大勢の人たちを狙って意図的に突っ込んだものと見て、テロ事件の疑いで捜査しています。
現場は、ベルリンの中心部で、観光地としても知られる「カイザー・ウィルヘルム記念教会」がある広場で、地元の人だけでなく多くの旅行客も訪れます。
警察などによりますと、大型トラックは、この広場の西側から広場の中に侵入し、次々に人をはねながら50メートルから80メートル進んで止まったということです。
ドイツでは、ことし7月、中東からの難民や移民などによる凶悪事件が相次いでいて、国民の間に再び大きな衝撃が広がっています。
メルケル首相「テロと考えざるをえない」
事件を受けてドイツのメルケル首相が20日、ベルリンの首相府で声明を発表し、「私だけでなく多くの人たちにとってとてもつらい日だった」と述べ、犠牲になった人たちにお悔やみの言葉を述べました。そして「現時点では、テロ事件だと考えざるをえない。もし保護を求めてドイツに来た者の犯行だとすれば、耐えがたいことだ」と非難しました。
そのうえで、「多くの人、そして私自身こうした事態にどう向き合えばいいのかと自問するが、簡単な答えはない。しかし私たちは、自由で、団結し、開かれたドイツを望んでいるのであり、それに向けた力を見いだすことができるだろう」と述べました。
そのうえで、「多くの人、そして私自身こうした事態にどう向き合えばいいのかと自問するが、簡単な答えはない。しかし私たちは、自由で、団結し、開かれたドイツを望んでいるのであり、それに向けた力を見いだすことができるだろう」と述べました。