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 20日午前0時24分ごろ、京急線の品川発神奈川新町行きの下り列車(6両編成、乗客約300人)が、花月園前駅(横浜市鶴見区生麦5丁目)で車掌(22)をホームに残したまま発車し、一駅先の生麦駅まで運転するトラブルがあった。生麦駅でドアが開かないことを疑問に思った運転士(42)が車掌がいないことに気づいた。同駅にいた車掌経験のある駅員が代わりに乗務し、約3分遅れで出発した。

 京急によると、通常は車掌が安全確認後にドアを閉め、乗客に聞こえないブザーで運転士に連絡し、運転士はそれを確認してから発車する。京急は「運転士と車掌に何らかの行き違いがあった。改めて基本動作について指導・確認を再徹底していく」としている。(村山恵二)