【CJC】オーストラリア・シドニー近郊の教会敷地内に韓国系市民団体の依頼で仮設置された旧日本軍の従軍慰安婦問題を象徴する少女像について、現地で抗議活動を展開する住民らの組織「オーストラリア・ジャパン・コミュニティー・ネットワーク」(AJCN)は、少女像を移動するよう求め、オーストラリア人権委員会に調停を申し立てた。共同通信が報じた。
同国の人種差別禁止法は、人種や民族を理由にした差別を禁止している。AJCNは、不特定多数の人の目に触れる場所への設置は日本人への憎悪をあおり、人種差別禁止法に違反すると主張。少女像の屋内への移動を求めている。
少女像は8月、シドニー近郊カンタベリー・バンクスタウンにある韓国人会館で除幕式が行われ、その後、教会敷地内に移されていた。