蹴球探訪
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【格闘技】井上尚弥「河野に何もさせない」 30日に世界V4防衛戦2016年12月20日 紙面から
ボクシングの2階級王者で現WBO世界スーパーフライ級王者・井上尚弥(23)=大橋=が19日、横浜市内の所属ジムで30日のV4戦(東京・有明コロシアム)へ向けた練習を公開。対戦相手は元WBA同級王者の河野公平(36)=ワタナベ=だが、「何もさせないで勝つ」と自信をみなぎらせた。 「日本人対決、楽しみです。河野さんの持ち味は出させないですよ。一方的に、何もさせないで勝つイメージです」 父・真吾トレーナーの持つミットへ5ラウンド。みっちりと汗を流した井上尚が、笑顔に自信をみなぎらせていた。世界戦だけで10戦(5勝5敗)しているベテランを迎え撃つV4戦。防衛戦としては最強の相手だが、怪物の言葉はいつも以上に力強かった。 河野を甘く見ているわけではない。「タフでスタミナがありキャリアもある。(WBA王座を失った)8月の試合も明らかに作戦ミス。普通にやれば勝っていたでしょう」と敬意を払う。 それでも勝利を確信するのは、コンディションがいいからだ。今回、試合前のスパーリングを従来の120ラウンド前後から60ラウンド強へと約半減。V3戦の直前にスパーリングで腰を痛めたためだが、1ラウンドごとに課題を持って取り組むことで密度が増し、オーバーワークもなくなった。 「大事なのは距離。河野さんは接近戦にかけてくると思うので、そうさせないように。接近戦でも上回る自信はありますが。打ち勝つ練習もさばく練習もしてきました」。今年はV2戦で両拳痛、V3戦で腰痛と不本意な体調での試合が続いた。不安がすべて解消した今回は、怪物らしさを存分に発揮する。(藤本敏和) PR情報
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