蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【プロ野球】角中、独立L出身初の1億円突破 絶口調「予想していた一番下の金額」2016年12月20日 紙面から
ロッテの角中勝也外野手(29)は19日、ZOZOマリンで契約交渉に臨み、6100万円アップの1億4100万円でサインした。10年目の今季は4年ぶり2度目の首位打者と初の最多安打を獲得。安打量産の大活躍でチームの2年連続Aクラスに大貢献し、独立リーグ出身選手で初の1億円プレイヤー誕生だ。 かつては無名の雑草男が快挙を達成した。打率3割3分9厘&178安打。自身初の全試合出場を果たしたプロ10年目のシーズンは打ちまくった。その報酬は、今季の8000万円から1億4100万円に上昇。四国アイランドリーグ・高知から独立リーグ出身初の1億プレーヤーに。その称号を手にした角中は“絶口調”でまくし立てた。 「自分が予想していた1番下の金額だった。ロッテだなという感じですね」。冗談交じりに本音をポロリ。すると、次の野望を力強く語った。「1億円もらっても普通じゃ考えられない税金を払うことになる。半分は税金。だから2億円からが本当の1億円プレーヤー。来年も同じ成績なら、さすがにロッテでも2億いくでしょう」。すると、角中の“口撃”はロッテの枠を超え、安倍政権にも言及。「税金が高いというより使い道。老後の保障とかしっかりしてほしい」と訴えた。 もちろん、本業のさらなる飛躍を忘れたわけではない。11年目を迎える来季から今季限りで現役引退したサブローの背番号「3」になることも決定。「61」からの変更は球団に直訴した。 電話で報告したサブローから「任せたぞ」と、背中を押された新選手会長は「サブさんがつけていた重みのある番号。その番号を自分のものにしたい。自分がみんなを引っ張っていけるように頑張りたい」と表情を引き締めた。 独立リーグ出身として初の1億円到達にも慢心の2文字はない。「個人的にはよかったけど優勝できなかったのが悔しい。野球はチームスポーツ。みんなと喜びたい」。ロッテを愛したサブロー魂の継承者が、さらなる高みを目指す。(小林良二) (金額は推定) PR情報
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