“三刀流”星野源、エッセー集発売!「いのちの車窓から」17年3月30日発売
2016年12月20日4時15分 スポーツ報知
俳優で歌手の星野源(35)が来年3月30日にエッセー集「いのちの車窓から」(KADOKAWA刊)を発売することが19日、分かった。
TBS系連続ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(新垣結衣主演、火曜・後10時)では、ガッキーの相手役としてIT会社勤務の京大卒のサラリーマンを好演中。10月に発売された主題歌「恋」は、出荷30万枚超のヒット。曲に合わせて踊る「恋ダンス」は、若者を中心に社会現象にまでなっている。
役者、歌手と多才な星野だが、実は文筆家の一面も持つ。同書は、雑誌「ダ・ヴィンチ」で14年12月号から連載中の同名エッセーを、一冊の本にまとめたもの。単行本化を熱望する声が多数寄せられたため、発売が決定。約2年分の内容に、書き下ろし部分を加えて出版される予定だ。
星野は「年々書くことが楽しくなってきている。その最中に生まれた文章が一冊にまとまると思うと、とてもうれしいです」と喜びもひとしお。「この2年間、自分が見つめてきた景色と、それによって心が動いた瞬間の両方が詰まっています」とコメントした。
星野の文章力は、書評家から高い評価を得ているという。エッセーの初版は通常1万部未満だが、出版担当者は「5、6万部以上を見込んでいる。エッセーの文学賞を狙っていきたい」と力説するほど。星野自身も「言葉にできない思いを、言葉にするために向き合う文筆の作業は、とても面白い」。文筆家としても新たな可能性が広がりそうだ。
第10話で過去最高の視聴率17・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録した「逃げ恥」は、20日に最終回を迎える。大みそかのNHK紅白歌合戦(午後7時15分)では「恋」の歌唱が決定。目指すは歌、役者、文筆の“三刀流”だ。