【前回コラム】「インスタグラマーを活用する際の7つのチェックリスト」はこちら
先日、インフルエンサーエージェントに、「イベントに行って、その様子をInstagramで投稿してほしい」というインスタグラマーとして仕事の連絡をもらいました。よくあるイベント案件だなと思いながら、分かりました、と返答をしました。
以前、「“インスタハラスメント”を通して、インフルエンサーマーケティングを考える」の記事でもお話しましたが、私はInstagramのフォロワーが5000人程度いるので、Instagramへの投稿でお金が発生する仕事をいただくことも、ときたまあります。また学生時代のインターン先での仕事関連で、ブランドが主催するリリースイベントやレセプションパーティーなどにも数多く出入りしてきました。
いま所属しているSnSnapもイベント業界に軸を置いているので、相当数のイベントやパーティーを見てきていると思っています。
当日イベント会場に訪れると、インフルエンサーエージェントの担当者が怒った剣幕でこう言うのです。「遅刻の理由は何ですか?私たちもクライアントに言わないといけないので」。私は不思議に思いながら、「す、すみません。仕事で遅くなりました」と話しました。
レセプションパーティーに遅刻という概念はない
こんなことを言うと何をふざけたことをと言われそうですが、100を超えるイベントを経験してきた経験から言うと、メディアやインフルエンサー向けのレセプションパーティーもしくはイベントに、「遅刻」という概念はありません。
イベントの概要に、◯時~◯時という表記があれば、インフルエンサーたちは、自分の都合のよい時間のどこかで訪れ、イベントの様子や製品を、ものの10分で撮影し、帰ります。彼女たちは毎日多くのイベントから声がかかっており、滞在時間が5分、10分という人もざらにいるのです。
その中でも、コンテンツの内容がしっかり決まっており、体験型のイベントなどの場合は、事前にコンテンツ内容が知らされ、◯時に集合してくださいと連絡があります。今回のイベントでは、インフルエンサーエージェントから、そうした連絡がなかったために、「通常」のパーティーだと思い、都合のよい時間で伺いました。
そこで遅刻だと怒られたことは晴天の霹靂でしたが(あと、あの担当者の顔も忘れないけど)、インフルエンサーエージェントたちのオペレーションが悪かったのだと思っています。
「#石井リナのゆとりですがなにか」バックナンバー
- インスタグラマーを活用する際の7つのチェックリスト(2016/11/10)
- 「Snapchatは消えるけど、やった方がいい?」という質問がすでに間違っているという話(2016/10/06)
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