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感染した野鳥のふんが見つかった堤防周辺に消毒薬をまく県職員=29日午前、小野市来住町(撮影・吉田敦史)
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感染した野鳥のふんが見つかった堤防周辺に消毒薬をまく県職員=29日午前、小野市来住町(撮影・吉田敦史)

 新潟県や青森県の養鶏場などで鳥インフルエンザが確認されたのを受け、兵庫県は29日、対策連絡会議を開き、鶏や野鳥などの大量死が見つかった場合、農家や市町に早期通報を呼び掛けることを確認した。

 28日には、小野市来住町の男池(鴨池)の野鳥のふんから簡易検査で感染の陽性反応を検出。県は29日、同池の堤防などを消毒。県は高病原性ウイルスかどうかを確かめるため、検体を京都市の研究機関に送った。

 また、県は同日、同池から半径10キロ圏内の養鶏農家全36戸に聞き取り調査し、異常がなかったと明らかにした。

 この問題では、県が14日、厚生労働省の調査のため同池でふんを採取し、28日に簡易検査で陽性反応を確認。ウイルスの遺伝子検査でH5型と判明した。

 県姫路家畜保健衛生所は、阪神・播磨地域21市10町にある養鶏農家や農業団体、飼育施設など約260カ所に注意を呼び掛けるファクスを送付。同池の半径3キロ圏内の養鶏農家7軒を訪ね、野鳥の侵入防止対策を求めた。

 井戸敏三知事は29日の定例会見で「現時点では大騒ぎしなければならない状況ではない。態勢を整えて対応するので、県民は過剰な心配をせず、冷静に行動してほしい」と話した。(斉藤正志、吉田敦史、末永陽子)

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