鳥インフルは高病原性 出水市の野生ツル [鹿児島県]

 鹿児島県は22日、同県出水市で回収された死んだナベヅル1羽から検出された鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)が、高病原性だったと発表した。野鳥の死骸から高病原性ウイルスが検出されたのは今季国内初。県は半径3キロ圏の養鶏場の監視を強めている。

 出水市は既に、周辺道路26カ所に石灰などをまいた無人消毒ポイントを設置。24日から、うち6カ所に臨時職員らを置き、通行車両の消毒を始める。市によると周辺で養鶏の異常は確認されていないものの、弱ったり死んだりした複数のナベヅルの遺伝子検査では陽性が出ている。

 鳥の死骸の高病原性ウイルスは21日、秋田市の動物園のコクチョウ2羽からも検出。環境省は同日、野鳥の監視体制を最高の「対応レベル3」に引き上げている。

=2016/11/22 西日本新聞=

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