[PR]

 青森市や新潟県の養鶏場などで高病原性鳥インフルエンザが確認された問題で、農業・食品産業技術総合研究機構(茨城県つくば市)は8日、遺伝子解析の結果、青森市と新潟県関川村で検出されたウイルスはほぼ同一と発表した。鹿児島県出水市の野生のナベヅルの周辺から検出されたウイルスともほぼ一致したという。

 中国広東省で昨年流行したウイルスとも酷似していたことから「中国のH5N6亜型に、他のウイルスが混合して出現したウイルスが共通の祖先」と結論づけた。

 また、感染リスクについて、人に直接感染する可能性は低いと推定している。(吉田晋)