この記事のタイトルとトップの画像に少しでも抵抗を感じた人は、順調に日本教育の狙い通り育ってきたと思っていい。
なぜなら、日本の教育は「優秀な公務員を製造するための」教育だからだ。
(水戸黄門や遠山の金さんなど、日本のヒーローはいつも公務員だ)
よって、少なからず抵抗を感じてしまうことは仕方のないことだ。
でも、その体質は徐々に撤廃なければヤバイことに、最近気がついた。
- お金を話になるとなぜか抵抗を感じてしまう体質を根本改善したい人
- 本業を柱として給料以外の収入があったらいいなと思う人
- パソコン1台で世界のどこでも仕事ができるようになりたい人
上記のどれかに当てはまる人にとって新たな気づきになればと思い、月55,000円の家賃収入が発生して半年間経ってようやくわかった「不労所得の真実」をまとめることにした。
1. 不労所得は発生するまで結構タイヘン
ヒトは自分の知らないものに対して抵抗を覚え、恐怖を感じ、「リスクだ!」と叫ぶ。
— 中村ひろき (@you_chiryoin) 2016年12月19日
未だにラピュタを観た事がないぼくにとって、みんながときどき「バルス!」と一斉に連呼する現象は、正体不明の同時多発テロ以外何物でもないよ。
ヒトは「自分の知らないもの」に対して抵抗を覚え、恐怖を感じ、「リスクだ!」と叫びたくなる。
だから、労働所得を「清くて美しいもの」と捉える反面、不労所得は「怪しげでけしからんもの」と捉えがちだ。
でも、安心してほしい。不労所得は発生するまでたっぷりと清い労働が必要なのだ。
ぼくが不動産投資を始めて最初に買った物件は、問題ありまくりの物件だった。
- 傾き
- シロアリ
- 大量の室内ゴミ
おまけに売主の夫婦やゴミ処理業者など、関わった人達がほぼ全員変人だったので、晴れて入居者さんが決まったときは涙が出るほど嬉しかった。
不労所得はある日突然ポンとやってくるわけではない。その仕組みを完成するまでは汗水垂らして頭も体もフル回転させているのだ。
2. 本業を愛しているからこそ必要
【専門職五大疾病】
— 中村ひろき (@you_chiryoin) 2016年12月16日
・専門書コレクション病
・わかりにくいことをわかりにくく伝える病
・自分でなんでもやらなきゃ気が済まない病
・腕さえよければ客は集まると信じて疑わない病
・マーケティングについて学ぶことを拒む病
専門的な技術を持っている職人こそ、「不労所得」という言葉に眉をひそめる象徴的な人種だ。
彼らの見本となったモデルが古い人間ばかりだから仕方ないが、やはり仕事は汗水垂らして苦労するものだと思い込んでいる。
(先述した通り、家賃収入が発生するまでは汗水どころか涙も流している)
ぼく自体が高校を卒業して12年ずっと治療家をしている専門職なので、技術やスキルを磨くために自分のリソースをすべて注ぎ込んでナンボ、という気持ちもわからなくはない。
でも、あえて言わせてもらえば「自分のリソースを今以上に注ぎ込むためにこそ不労所得は必要」なのだ。
専門職で独立している人なら、家賃や食費など生きていくために最低限必要な「ライスワーク」の労働部分をもっと減らせたらなぁ、というモヤモヤを経験したことは数え切れないだろう。
その部分を減らすことができれば、もっと技術を磨くための時間が生まれるのに、と。
そういった日本人の勤勉で上昇志向な面は、本当に素晴らしいと思う。
ぼくは、だからこそ不労所得が必要だと思う。
想像してほしい。今の生活に月10万円勝手に口座に振り込まれる収入が余分にあったら、本当はやりたくない仕事をやらずに済むのではないだろうか?
自分の話で申し訳ないが、ぼくは離島や集落などの秘境に出張治療をしている。家賃収入を増やすのも、今以上にたくさんの秘境へ出張したいからに他ならない。
参考記事:【百島】秘境をめぐる治療家がサクッと離島の空き家をゲットしてきた。
3. 「じぶん年金」を作らないと本気でヤバイ
今ぼくが一番自覚すべきは
— 中村ひろき (@you_chiryoin) 2016年12月8日
“ 確 実 に ” 沈 む 国 ニ ッ ポ ン
で生きてるということ。
ぼくには90代の患者さんが10人以上いる。その人達が息を合わせたかのように同じセリフを吐くのが、ぼくは気味が悪くて仕方がない。
それは「戦前はよかったなぁ」というセリフだ。戦争が迫ることなど知る由もなかった10代中盤までは、ほんとうに日本は活気に満ち溢れていたらしい。
ペリーが黒船に乗って浦賀にやってきたときもそうだが、どうやら日本人は危機に直面するその時まで「のうのうと暮らしている」クセがあるらしい。
その傾向を歴史で学んでから、ぼくはなんだか怖くなってきた。
「南極の氷が溶け始める天変地異が始まり、あれほど嫌われ者だったトランプ氏がアメリカ大統領に就任するなどの激変が起こっているのに、コンビニのおでんをツンツンしている変質者で騒いでいる日本人は、まさに今『のうのうと暮らしている』のではないか?」と。
日本に最初の転換が起こるとすれば「低金利時代の終わり」だと思う。
異例のマイナス金利に慣れ親しんだ人達が変動金利で組んだ住宅ローンが払えなくなり、泣く泣く手放す中古住宅が大量に市場に出回るだろう。
同時にインフレが急激に進んで、
年金生活者が路上生活を始め、
都内の公園では炊き出しが行われ、
消費税は30%を越え、
医療保険の負担割合は5割を超える
・・・かもしれない。
こんな予期せぬ事態が次々と起こるかもしれない現代で、「会社で定年間で勤め上げれば退職金と年金で老後は安泰に暮らせる」などと本気で思っているのだろうか?
年金を「もらう」時代は終わった。これからは「つくる」時代だ。
だから、ぼくは「今日が人生で一番若い」を合言葉に、若さならではの体力を武器に「じぶん年金作り」に奔走している。
おまけ:「ブログは不労所得」なんて誰が言った?
ブログはネット環境さえあれば場所を選ばずお金を稼げる優秀なツールであり、全人類が始めるべき“最低限の”個人発信ツールだ。
でも勘違いしないでほしい。ブログは不労所得ではない。
ブログだけで生活が成り立っている人は、常に記事を更新しながら、どうやったらより多くの人に読んでもらえるか、日夜研究を惜しまない。
その作業量は驚くほど多く、24時間全くパソコンを開かない日など当然ながら無い。
ブログは完成したら終わりのプラモデルではなく、ずっと手入れをしながら連れ沿うペットのようなものだ。
彼らがブログを続けているのは、時間や場所に縛られずに生活がしたい以前に、「ブログが好きでたまらない」という大前提があることを忘れてはいけない。
ちなみに、ぼくは家賃収入が発生してからの半年間「家賃収入を途切れさせないために」パソコンを開いたことは一度もない。
やったことといえば、入居者さんへLINEを6通送り、月末に家賃の入金をチェックしただけだ。
おわりに
下から見ると大したことがないように見えるのに、登っていざ立ってみると足がすくむほど高い壁だった、という経験はないだろうか?
不労所得が1円でもある人と、全く無い人の間には、まさにそのような壁が存在している。その壁に登って初めて見える向こう側には、登った人にしかわからない無限の光景が広がっている。
それを言葉だけで説明しても、伝わりきらない部分があまりにも多い。
その高い壁に設置した超優しい階段が・・・
最近始めたこちらのブログです〜( ´ ▽ ` )ノ
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