7歳の少女バナさん アレッポから避難とツイート

7歳の少女バナさん アレッポから避難とツイート
アサド政権がほぼ全域を制圧したシリア北部のアレッポから、これまでにおよそ1万7000人以上が市の外へ出ましたが、アレッポの惨状をツイッターで訴え続け、注目されていた7歳の少女バナ・アベドさんも、無事に避難できたことがわかりました。
アレッポ東部に暮らしていたバナさんは、空爆で街が破壊されたり、友人が亡くなったりした体験をツイッターで伝えるとともに、戦闘の停止を訴え続けてきました。

その悲痛な訴えが、世界中のメディアで取り上げられると、フォロワーはこれまでに30万人を超え、第二次世界大戦中のナチス・ドイツによる迫害についてつづった「アンネの日記」になぞらえ、「現代のアンネ・フランク」とも呼ばれるようになっていました。

アレッポでは、住民の避難が始まったあとも一部で衝突が続いたことから、その安否が心配されていましたが、19日、バナさんはツイッターで「アレッポ東部から避難した」と書き込み、無事に避難できたことを報告しました。