歴史的建築物に挑む「名城」シリーズ
假屋崎省吾の世界展 ~ 百花絢爛 in 名古屋城 ~ と、これまた斬新な個展が行われている。
2016年12月16日~12月25日までの短い期間中の今、運よく名古屋城を訪れ花と建物のコラボレートを見学できたので、紹介したいと思う。
名城シリーズの第二弾、松山城に続き今回は名古屋城の再建された本丸御殿である。
豪華な部屋にどのような花がいけられるのか気になるところだ。
こちらは、玄関・車寄。
最初に目にするのがここである。
本丸御殿内へ。
煌びやかな部屋に飾られたこの立体的な大作は、今までに見たことのないような不思議な空間をつくりだしていた。流木もいい味をだしている。
表書院三之間
玄関二之間
まるで、障壁画の虎が飛び出してきたような、迫力と動きのある作品で面白い。
大廊下
ここが、個人的に一番気に入っている。
着物もご自身でプロデュースされたものらしい。
可愛い着物と花の色合いが絶妙で、何と言っても大胆に伸びたこの赤い枝がいい。
豪華なのは、お花や着物だけではない。
こちらで使われている大花瓶と飾られているお皿もまた然り。
ノリタケの瑞雲鳳凰文、受注生産品である。
下の写真は 「凰」
なんと大花瓶 1,296,000円 !!
お皿も、鳳と凰 それぞれ 648,000円 !!
3点合計 2,592,000円 !!
(ついお金の計算をしたくなる小市民を許してほしい。)
「美をつむぎ出す手を持つ人」と評される華道家、假屋崎省吾さん。
テレビや雑誌で幅広く活躍されていて、来年2017年は華道歴35周年なのだそう。
来年1月13日からは、首里城で開催される予定だ。首里城にはどんな世界がつくりだされるのか楽しみである。
観たい人は名古屋城本丸御殿へ急げ!!
ちなみに入場料は名古屋城への入場500円だけで観られるので、お得感もハンパない。