トルコ駐在のアンドレイ・カルロフ大使が首都アンカラのギャラリーでスピーチの最中にトルコ警察の特殊部隊の隊員により殺害されました。この隊員はその場で射殺された模様です。
今回の暗殺はこの警察官の個人的で単独な行動と思われます。「われわれはアレッポで殺されている。だからお前はここで死ね!」と叫んだそうですから、シリアのアサド政権によるアレッポ奪回作戦を恨みに思ったのに違いありません。
アサド政権はロシアから支援を受けており、一方、アレッポに立てこもっていた反体制派はトルコによって支援されていました。
しかし今回の大使暗殺事件でトルコとロシアの関係が急速に悪化すると言う風には考えない方が良いと思います。
なぜなら、まずこの警察官はギュレン派であり、ギュレン派はエルドアン大統領の政敵です。
7月15日に発生したクーデター未遂事件もギュレン派の仕業だといわれており、今回の大使暗殺事件もそのようなトルコ国内の「問題分子」が引き起こした厄介な問題だとロシア側は解釈すると思われるからです。
2015年11月にトルコ軍がロシアの戦闘機を撃墜した事件以来、両国の関係はぎくしゃくしましたが、今は両国とも対立をエスカレートさせず、和解する方向へと傾いています。
両国間には経済協力関係があるうえ、トルコの支援する兵士たちがシリア国内のあちこちで活動しているので、いまロシアとの関係をこじらせたら、まずいという判断も働いていることでしょう。
トルコのETFは下げていますけど、暴落というほどの下げではありません。
今回の暗殺はこの警察官の個人的で単独な行動と思われます。「われわれはアレッポで殺されている。だからお前はここで死ね!」と叫んだそうですから、シリアのアサド政権によるアレッポ奪回作戦を恨みに思ったのに違いありません。
アサド政権はロシアから支援を受けており、一方、アレッポに立てこもっていた反体制派はトルコによって支援されていました。
しかし今回の大使暗殺事件でトルコとロシアの関係が急速に悪化すると言う風には考えない方が良いと思います。
なぜなら、まずこの警察官はギュレン派であり、ギュレン派はエルドアン大統領の政敵です。
7月15日に発生したクーデター未遂事件もギュレン派の仕業だといわれており、今回の大使暗殺事件もそのようなトルコ国内の「問題分子」が引き起こした厄介な問題だとロシア側は解釈すると思われるからです。
2015年11月にトルコ軍がロシアの戦闘機を撃墜した事件以来、両国の関係はぎくしゃくしましたが、今は両国とも対立をエスカレートさせず、和解する方向へと傾いています。
両国間には経済協力関係があるうえ、トルコの支援する兵士たちがシリア国内のあちこちで活動しているので、いまロシアとの関係をこじらせたら、まずいという判断も働いていることでしょう。
トルコのETFは下げていますけど、暴落というほどの下げではありません。