3羽が鳥インフル確定、名古屋

東山動植物園のコクチョウ

画像11日、名古屋市の東山動植物園で消毒液を散布する職員

 愛知県は12日、名古屋市の東山動植物園で死んだコクチョウ3羽が確定検査の結果、高病原性鳥インフルエンザウイルス(H5N6型)に感染していたと確認した。東山動植物園は、他の鳥類の殺処分はしない考え。動物園エリアは11日から休園している。

 県によると、3羽は11月29日、12月4日、6日にそれぞれ死んだ。このうち6日に死んだ1羽が簡易検査で陽性反応を示し、残りの2羽は陰性だった。鳥取大で実施した確定検査の結果が12日、判明した。

 茶谷公一動物園副園長は「現段階で感染の広がりは見受けられず、殺処分は考えていない」と話した。引き続き園内の防疫対策を進める。

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