韓国国政介入事件 崔順実被告、「初公判」で起訴内容を全面否認

12/19 19:25
韓国を揺るがす疑惑の中心人物、崔順実(チェ・スンシル)被告(60)が19日、初公判の法廷に姿を見せた。起訴内容については全面否認。今後の裁判で争う構えを見せている。
建物に入ってくる1台のバス。
シャッター音が響く中、バスから降りてきたのは、韓国・朴槿恵(パク・クネ)大統領の友人、崔順実被告。
両脇を抱えられ、入っていったのは、ソウル中央地裁。
法廷に入ってきた崔被告は、うなだれ、頭には白髪が。
そして、座ろうとした瞬間、周りをにらみつけるような表情を見せた。
留置先で着用していたとみられる白い服には、黄色いテープに、黒で収監番号が書かれている。
そして、いすに座ると、一瞬、視線を前に向けたものの、その後は、うつむいたまま。
朴大統領から機密情報を受け取り、国政に介入した疑惑。
また、韓国経済界が多額の出資をした2つの財団の私物化など、職権乱用と詐欺未遂などの罪で、19日に開かれた初公判。
そこで、崔被告は、「(容疑全てを認めないのか?)はい」と、起訴内容を全面的に否認した。
これまでの調べに、「誰かが、わたしに陰湿な攻撃をしている」などと反発し、疑惑を全面的に否定してきた崔被告。
19日の法廷では、「ドイツから来た時は、どんな罰でも甘受するという考えであったが、明け方まで多くの取り調べを受けた。もう正確なことを明らかにしなければならないようだ」と、悔しさもにじませたという。
崔被告の弁護側は、「崔被告と安鍾範(アン・ジョンボム)前首席、朴大統領間の3者共謀があったのか、なかったのか。この点に対して、共謀がなかったという点を強調したい」、「安(前)首席と崔被告は、互いに知らない間なので、共謀事実が認められない。(朴大統領との共謀関係も?)事実でない」と述べた。
韓国を大きく揺るがし続ける、一連の疑惑。
大統領の弾劾とともに、法廷での審理の行方が注目される。

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