農林畜産食品は、高病原性鳥インフルエンザウイルスの感染が全国で急速に拡大していることを受けて、16日、警戒レベルを最も高い「深刻」レベルに引き上げるなどしていますが、首都圏の京畿道安城市では違う形のウイルスが検出され、警戒を強めています。
農林畜産食品部は19日、京畿道安城市の河川で採取した渡り鳥の排泄物から、最近感染が拡大しているH5N6型とは違うH5N8型のウイルスが検出されたと発表しました。
H5N8型は2014年に感染が拡大したことがあり、二つのウイルスの感染が同時に拡大する可能性も排除できない状況です。
韓国ではこれまで、全国の300カ所余りの農家で鳥インフルエンザウイルスによる感染が確認され、1800万羽余りが殺処分されました。
12月は渡り鳥が多く韓国に飛来する時期で、農林畜産食品部では警戒を強めています。