フジテレビは19日、同局の社会部記者が取材対象者から過剰な接待を受け、対象者の依頼により自己名義で自動車を購入していたことが判明したと発表した。同局はこの関係について文書で「不適切なものであったと言わざるを得ません」とし「視聴者の皆様に心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
また、取材対象者が反社会的勢力に属する人物であるかは「確認できていません」とした。
フジテレビのコメントは以下の通り。
この度、当社社会部記者が、取材対象者から一般社会常識に照らし過剰な接待を受け、同人の依頼を受け同人に使用させるために自己名義で自動車を購入したことが判明しました。
かかる関係は、取材者たる記者と取材対象者との関係として不適切なものであったと言わざるを得ません。
また、自動車登録に際し真実と異なる申告をしていた場合、犯罪に該当する可能性もあることから、当該記者を直ちに記者職から外し、本件については捜査当局にも報告済みです。
一部報道機関から「記者が名義を貸した人物は反社会的勢力に属する人物か」との問い合わせがありましたが、現時点においては、当該取材対象者が反社会的勢力などに属する人物であるかは確認できておりません。
このたびの当社記者の不適切な行動につきまして、視聴者の皆様に心よりお詫び申し上げます。
当社としては、本件に関し引き続き調査を進め、判明した事実に基づき厳正に対処し、再発防止に努める所存です。
2016年12月19日 株式会社フジテレビジョン
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