フジテレビ記者 暴力団関係者に利益供与か
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フジテレビの30代の記者が、知り合いの暴力団関係者からの依頼に応じて、高級車の購入について名義を貸すなど利益供与をした疑いがあることが、関係者への取材でわかりました。警視庁もこうした情報を把握していて、事実関係を調べることにしています。関係者によりますと、フジテレビは19日夜にも公表する方針だということです。
暴力団関係者に利益供与をした疑いが持たれているのは、フジテレビで警察取材などを担当する30代の男性記者です。
関係者によりますと、この男性記者は、知り合いの山口組系の暴力団関係者から高級車の購入について名義貸しを依頼され、それに応じた疑いがあるということです。
購入された高級車は別の山口組系の暴力団員が使用していたと見られるということです。
この記者は数年前まで警視庁の記者クラブで暴力団が絡む事件などの取材を担当していて、今回の暴力団関係者とも取材を通じて知り合ったということです。
警視庁もこうした情報を把握していて、事実関係を調べることにしています。
関係者によりますと、フジテレビは19日夜にも公表する方針だということです。
NHKの取材に対し、フジテレビは「現在、事実関係を確認中だ」とコメントしています。
関係者によりますと、この男性記者は、知り合いの山口組系の暴力団関係者から高級車の購入について名義貸しを依頼され、それに応じた疑いがあるということです。
購入された高級車は別の山口組系の暴力団員が使用していたと見られるということです。
この記者は数年前まで警視庁の記者クラブで暴力団が絡む事件などの取材を担当していて、今回の暴力団関係者とも取材を通じて知り合ったということです。
警視庁もこうした情報を把握していて、事実関係を調べることにしています。
関係者によりますと、フジテレビは19日夜にも公表する方針だということです。
NHKの取材に対し、フジテレビは「現在、事実関係を確認中だ」とコメントしています。
暴力団排除の動きの中 疑惑が浮上
企業や市民も暴力団関係者との関わりを絶つことで、社会全体で暴力団を排除しようという動きが近年、強まっているなかで報道関係者に暴力団への利益の提供の疑いが浮上しました。
暴力団の資金源を絶ち、弱体化を進めようと、暴力団関係者との密接な関わりを禁じた「暴力団排除条例」は、5年前までにすべての都道府県で施行されました。
こうした条例では、企業や市民に対して、暴力団関連の業者に仕事を発注することや、暴力団事務所の賃貸に名義貸しをすることなど、相手が暴力団関係者と知りながら利益を提供したり、活動を助長したりする行為が禁じられています。
東京都の条例の場合、違反すると、都の公安委員会が勧告を行い、従わない場合には実名が公表されたり、悪質な違反に対しては懲役や罰金といった罰則が科せられたりするケースもあります。暴力団を排除しようという機運が社会全体で高まるなか、警察も組織をあげて取締まりを強化してきました。
暴力団の資金源を絶ち、弱体化を進めようと、暴力団関係者との密接な関わりを禁じた「暴力団排除条例」は、5年前までにすべての都道府県で施行されました。
こうした条例では、企業や市民に対して、暴力団関連の業者に仕事を発注することや、暴力団事務所の賃貸に名義貸しをすることなど、相手が暴力団関係者と知りながら利益を提供したり、活動を助長したりする行為が禁じられています。
東京都の条例の場合、違反すると、都の公安委員会が勧告を行い、従わない場合には実名が公表されたり、悪質な違反に対しては懲役や罰金といった罰則が科せられたりするケースもあります。暴力団を排除しようという機運が社会全体で高まるなか、警察も組織をあげて取締まりを強化してきました。