寺島、伸びしろある　新人の体チェック

　ヤクルトに入団が決まっている新人７人が１８日、神宮クラブハウスを訪れ、フィジカルチェックを行った。ドラフト１位の履正社・寺島成輝投手（１８）＝１８３センチ、８８キロ、左投げ左打ち、は「自分が一番しんどそうだったかも」と苦笑い。年明け１月９日から新人合同自主トレが始まるが「長いようですぐと思う。ついて行けるように、しっかり体を動かしておきたい」と、目前に迫った『プロ入り』を実感したようだ。

　橘内トレーナーによれば、合同自主トレ前に個々の能力を把握しておくためで、この日は体組成を測った他、体幹メニューやバイクこぎ、ジャンプ、柔軟など２０種類以上の動きの中で、現在のコンディションをチェック。「寺島は体の強さはあるが、柔軟性はもうひとつ。長く活躍するためには、その辺を意識してほしい」とアドバイスした。

　橿渕スカウトは「野球のパフォーマンスからすると、数値が物足りない選手が何人かいた。寺島も、伸びしろはまだまだありそう。これから生かせるかは自分次第」とハッパを掛けていた。

　　（竹村和佳子）