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 マンガ家の手塚治虫(1928~89)が学生だったころ、落語家の二代目桂春団治(1894~1953)のために描いた自筆のイラストが見つかった。ポスター用のカット絵9枚。原画は印刷所に渡して二代目の手元に残らなかったため、手塚が描き直した絵とみられる。専門家は「墨とペンで描かれ、タッチが珍しい」と話す。

 手塚は兵庫県宝塚市に住んでいた学生時代、家が近い二代目に頼まれて地方興行のポスターを描いた。経緯は手塚の自伝「ぼくはマンガ家」(79年)にもつづられている。ポスターは手塚プロダクション(東京)が所蔵するが、もとの絵は行方がわからなかった。

 今回見つかったのは縦約14センチ、横約20センチのイラスト9枚。ポスターと人物の配置が異なり、描き直した絵とみられる。二代目の息子で今年1月に亡くなった三代目桂春団治の遺品から封筒入りで見つかった。

 ポスターは、二代目率いる一座…

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