2016-12-19

学生社会人では評価尺度が逆転しま

http://anond.hatelabo.jp/20161219072939

増田と同じか、それよりひどかった人間から忠告です。

学生時代遅刻三昧。遅刻の累積が原因で留年しそうになったのでむしろ欠席して帳尻を合わせたくらいには遅刻魔でした。

増田と同じように成績は中の程度を維持。いくつかあった赤点は、その他の得意教科で相殺され無事留年なしで卒業しました。

人を待たせることも当然で、人に待たされることも全く苦ではありませんでした。

そんな生活も、学生時代では一見不都合がないように思えますが、いざ社会に出ると評価尺度が激変します。

学生が最も大切なものは成績です。

その中で最も優先されるべきは学業の成績で、次に出欠状況、生活態度が続きます

ところが社会にでると、この成績というものが実に曖昧評価になります

能力という言葉に置き換えられたりもしますが、この能力というもの評価を正しく数値化することがとてもむずかしいのです。

なぜなら、特別能力があればそれがお金に結びつくかは誰にもわからないことであり、能力が高くても売上に貢献できないなんてことがざらになってくるからです。

これがよく言われる答えがあるかないかの違いであり、結果ばかりが重視されて手段を選ばないことが不満として囁かれてしまう原因です。

そこで、社会では人を評価するときに信用という言葉を使います

企業個人の業績は信用という評価のうちの一つにしか過ぎず、その人の信用を判断するには数多くの尺度が用いられることになります

この辺りを最もシビアにチェックしているのが金融関係であり、ローンを組める金額=その人の社会的価値と置き換えてもほぼ差し支えがありません。

さて、不特定多数人間が集まる学生生活と違い、社会人生活というものは少なからず皆が同じ目的をもって集まります

言葉を変えると、不特定多数の中から自分にあった人間だけと付き合える学生生活に比べて、同じ目的を持って集まった以上人間を選ぶことができないのが社会人生活です。

そんな社会人生活の中で、能力という数値化が曖昧評価以上に大切にされるものがあります

それが、時間に対する誠実さです。

時間というもは、誰にとっても5分が5分であるように、最も価値共感できる尺度であると言えます

先程挙げた能力のように見方によっては評価が変わってしまものに対し、時間に対する誠実さというのは誰から見ても同じく評価できる尺度なのです。

まり社会人生活において、時間を守る守らないということはその人を評価する上での最もわかりやす尺度だといって差し支えがないわけです。

そうした真っ先に信用に直結する尺度を捨てるか捨てないか増田自由ですが、現段階において増田勘違いしていること(もしくは当時の自分勘違いしていたこと)を2つ指摘しておきたいと思います

まず第一に、教師職業であり、教師が最も重視することは自分の成績にあるということです。

本人の精神状態が安定していると判断できる中では、成績が著しく悪い場合を除いて基本的に進学・卒業させることが優先されます

一番に大切なことはその結果によって生じる教師の評判で、そんな人間を進学・卒業させることと、自ら受け持つクラス留年が発生することとが天秤にかけられます

著しく成績が悪いわけでもなく、学校の評判にそれほど影響がないと判断できるのであれば、更生する手間をかける必要はないと判断されて遅刻問題放置されます

なぜならそのための労力はお金にならない無駄な労力だからです。

もちろんそんな不都合なことが言語化されることはありません。

そんな時教師は、共通して「君のため」という言葉を用います

本当は個人の評判のためなのに、当時の自分は優しい先生だところりと騙されてしまい、遅刻放置したことに対する批判封殺されてしまっていたわけです。

第二に、あなたが友人にしょうがないと受け流されていると思っている現実は、あなた遅刻が許容されている現実ではなく、あなた遅刻を許容できる友人だけが残っているという現実です。

まりあなたは、自覚がないままに友人に選ばているということになります

学生生活という出会人間の多い中であればその間違いが及ぼす影響は小さいものかもしれませんが、目的達成のために人を選ぶことが難しい社会人生活の中での影響は甚大です。

果たしてあなたから離れていった友人の中に、あなた遅刻が原因ではない人間が一人もいなかったと言えるのでしょうか。

いままで付き合いの無かった人間と何かをともにするときに、あなた遅刻はすべてが許されるのでしょうか。

そのことに気づくことができない限り、あなたあなたを許す人間のみで作られた狭い世界から抜け出すことができません。

しかしはじめに挙げた通り、時間に対する誠実さは、他の能力に比べて評価もされやすくそれでいて身につけることが他の能力に比べて圧倒的に容易なものでもあります

目の前に近道が用意されているとして、それを選ぶか選ばないか増田本人が決めるといいのではないでしょうか。

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