【楽天】則本、WBCでも5年連続開幕譲らない!

2016年12月19日6時0分  スポーツ報知
  • イベントに参加した楽天・則本は似顔絵入りのバースデーケーキを手に笑顔

 楽天の則本昂大投手(26)が18日、5年連続の開幕投手に強い意欲を示した。「チームがどうすれば勝てるのかを考えて決めるのは監督やコーチ。(開幕に指名?)そうなれば期待に応えられるようにしたい」と3月31日のオリックスとの開幕戦(京セラD)のマウンドに照準を合わせる覚悟だ。今季、2リーグ制以降では史上初となる新人から4年連続の大役を果たした大黒柱が自身の記録を更新する快挙に挑む。

 4年連続2ケタ勝利の実績から来年3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の日本代表入りが確実。既にWBC球を使って練習に励んでいる。先発か救援か、定かではないが、現地時間3月22日の決勝(ドジャー・スタジアム、日本時間23日)進出となれば起用法にかかわらず、スクランブル登板も十分考えられる。そうなれば開幕まで中7日の強行日程となる。

 梨田監督は調整面や体調面を踏まえて最終決定する見込みだが、「則本か岸で間違いない」と断言。西武からFA加入した岸にも期待をかけつつ、「コボスタの開幕戦で、仙台が地元の岸を地元の人に見せたいという思いもある」と本拠地開幕となる4月4日のソフトバンク戦に岸をあてるプランも温めている。

 則本は岸のことを「球界のお兄ちゃん」と呼び、これまで何度も野球談議を重ねてきた「尊敬する選手」だが、“指定席”をはなから譲る気はない。「自分が投げる試合でチームが勝つこと」がモットー。自らが先陣を切ってチームに白星をつけたい。仮にWBCでフル回転しても、開幕投手の座を明け渡す気はない。

 17日は26歳の誕生日。「けがなく1年間、ローテ崩さず守りたい。WBCは選ばれたら、与えられた場所できちんと仕事ができるようにしたい。世界一を奪還しないといけない」と誓いを掲げた。WBC世界一とチームの優勝のため、フル回転する心構えはもうできている。(長井 毅)

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