| TOPIX: | 1550.67, | +1.7% (1w), | +0.2% (YTD) |
| Nikkei225: | 19401.15, | +2.1% (1w), | +1.9% (YTD) |
| S&P500: | 2258.07, | -0.1% (1w), | +10.5% (YTD) |
| USD/JPY: | 117.95, | +2.3% (1w), | -1.9% (YTD) |
| EUR/JPY: | 123.22, | +1.2% (1w), | -5.7% (YTD) |
| Oil(WTI Futures): | 51.9, | +0.8% (1w), | +40.1% (YTD) |
12月第３週（12/12-16）の日経平均株価は2.1％高の１万9401円15銭で引け、６週続伸となった。また、９営業日連続の上昇で、年初来高値を連日更新している。為替も円安ドル高が一段と進んだ。14日、米連邦準備理事会（FRB）は、フェデラル・ファンド（FF）金利の誘導目標を0.25％ポイント引き上げ、0.50〜0.75％とすることを決定した。昨年12月以来１年ぶりの利上げである。
この利上げは市場ではほぼ100％事前に織り込まれていたが、相場の格言「噂で買って事実で売る」は、今回は当てはまらなかった。円安ドル高、そして、世界的な株高がさらに加速した。減税などの大胆な財政政策と規制緩和などのプロビジネスな政策を先取りするトランプラリー、そして、日米金利差が急拡大したことにより息を吹き返したアベノミクスの勢いはまだ止まらなかった。
●東証大引け、９日続伸 連日で年初来高値 銀行株が上昇
http://www.nikkei.com/article/DGXLASS0ISS16_W6A211C1000000/
●米FOMC、１年ぶりの利上げを決定：識者はこうみる
http://jp.reuters.com/article/fomc-instantview-idJPKBN1432QD?sp=true
●米利上げ、FRBは急ぎ過ぎ（Financial Times）
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO10737240W6A211C1000000/
●トランプ・ラリーで最もインパクトを受けた日本経済（金融日記 Weekly 2016/11/18-11/25）
http://blog.livedoor.jp/kazu_fujisawa/archives/52097664.html
個別銘柄を見ると、初のスマートフォン向けゲーム「スーパーマリオラン」を配信した任天堂の株価が急落した。日米ともダウンロード数はトップとなったが、期待があまりにも大きすぎたのかもしれない。筆者もやってみたが、マリオが勝手に走って、ジャンプするだけのゲームであった。なお、最近、著作権などの取り扱いで問題を指摘され多くのサイトを閉鎖したDeNAも開発で提携しているはずであるが、社名はまったく表示されていなかった。
●任天堂：スマホ向けマリオ配信、株価は１カ月ぶり日中下落率
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-12-16/OI94AX6JTSEI01
今週は、19、20両日に開催される日銀の金融政策決定会合が注目されるが、現状維持で特に何も発表されない、との見方が支配的だ。ただし、日米金利差の拡大など、アベノミクス復活の主要ドライバーに水を差すような発言があれば、これまでの相場の流れを反転させる可能性もある。
海外投資家はクリスマス休暇に入るため、相場は徐々に閑散としてくるだろう。この時期を表す相場の格言には「閑散に売りなし」や「掉尾の一振（とうびのいっしん）」というものがある。過去のデータを見ても、年末は株価が若干上がりやすい傾向があるようだ。
果たして、アベノミクス復活による円安・株高の流れは、年末まで続くのであろうか。
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日本株
直近1年の日経平均株価とインプライド・ボラティリティの推移
出所: 日経新聞社
サイズ/スタイル/セクター別の週間パフォーマンス(2016/12/9-12/16)
出所: 東証、日経新聞社、セクター指数はTOPIX17業種
個別銘柄の週間パフォーマンス(2016/12/9-12/16)
出所: 会社四季報、Yahoo!ファイナンス
FX
直近1年のドル円とユーロ円の推移
出所: セントラル短資
イールドカーブ(2016/12/16)
出所: Bloomberg.com
主要通貨の週間パフォーマンス(2016/12/9-12/16)
出所: セントラル短資
外国株とコモディティ
直近1年のS&P500と原油価格(WTI原油先物)の推移[USD]
出所: Yahoo!ファイナンス、Bloomberg.com
地域別株価指数とコモディティの週間パフォーマンス[USD](2016/12/9-12/16)
出所: iShares: MSCI Japan (EWJ), MSCI Kokusai (TOK)、MSCI Core Europe (IEUR), MSCI All Country Asia Pacific ex Japan (AAXJ), MSCI Emerging Markets (EEM), GLOBAL REIT ETF (REET). Bloomberg.com: Oil WTI Futures (CL1), Gold Futures (GC1)
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今週のマーケット・イベント
12月19日(月)
日銀金融政策決定会合(〜12/20)
日11月貿易統計
独12月Ifo景況感指数
12月20日(火)
黒田日銀総裁会見
決算：米Nike、米FedEx、他
12月21日(水)
日10月全産業活動指数
日11月訪日外客数
ユーロ圏12月消費者信頼感
米11月中古住宅販売件数
12月22日(木)
米7-9月期GDP(確報)
決算：ニトリ、他
12月23日(金)
米11月新築住宅販売件数
米11月ミシガン大学消費者マインド
株式市場休場：日本(天皇誕生日)
12月24日(土)
12月25日(日)
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