自民党の高村正彦副総裁は18日のNHK番組で、年明けの衆院解散・総選挙の可能性について「私が首相ならやらない」と述べた。一方、民進党の野田佳彦幹事長は、解散の可能性はあるとして、共産党などとの連携協議を急ぐ考えを茨城県土浦市で記者団に示した。
高村氏は、次期衆院選は来年秋以降になるとの観測については「分からない。野党全党が衆院に内閣不信任決議案を出せば(安倍晋三首相は)受けて立つかもしれない」と語った。
これに対し野田氏は「日ロ首脳会談後、がっかりしたので頭になくなったかもしれないが、首相が解散したくなる衝動に駆られる可能性はまだある」と強調。今週中に民進、共産、自由、社民の野党4党による幹事長・書記局長会談を開き、次期衆院選に向けた協議を進めると説明した。〔共同〕