シリア アレッポで市民の避難再開
k10010811751_201612191223_201612191223.mp4
シリアのアサド政権がほぼ全域を制圧した北部のアレッポでは、3日前から中断されていた市民の避難が日本時間の19日朝から再開され、政権側に包囲され取り残されたままの数万人もの市民すべてが無事に脱出できるかが今後の焦点となります。
シリアの反政府勢力が最大の拠点としてきた北部の主要都市アレッポでは、アサド政権の政府軍が激しい攻撃を加えた末、先週、ほぼ全域を制圧し、5年に及ぶ内戦で政権側の軍事的優位が決定的となりました。
これを受け反政府勢力は、政権側に包囲されているアレッポ東部から戦闘員を撤退させ、市民も避難させることに同意し、15日、移動が始まりましたが、政権側は、一部が武器を持ち出そうとしたとして翌日から市民の避難を中断させていました。
その後、日本時間の19日午前7時ごろになって市民などの避難が再開され、内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、これまでに市民など300人余りがバスで市の外に出たということです。
今回の避難は、アレッポで抵抗を続けていた反政府勢力が事実上降伏したことで始まった形ですが、激しい攻防を続けた双方の対立は根深く、今も取り残されている数万人もの市民すべてが無事に脱出できるかが、今後の焦点となります。
これを受け反政府勢力は、政権側に包囲されているアレッポ東部から戦闘員を撤退させ、市民も避難させることに同意し、15日、移動が始まりましたが、政権側は、一部が武器を持ち出そうとしたとして翌日から市民の避難を中断させていました。
その後、日本時間の19日午前7時ごろになって市民などの避難が再開され、内戦の情報を集めているシリア人権監視団によりますと、これまでに市民など300人余りがバスで市の外に出たということです。
今回の避難は、アレッポで抵抗を続けていた反政府勢力が事実上降伏したことで始まった形ですが、激しい攻防を続けた双方の対立は根深く、今も取り残されている数万人もの市民すべてが無事に脱出できるかが、今後の焦点となります。