ことし上半期の東京への旅行者 外国人・日本人とも最多

ことし上半期の東京への旅行者 外国人・日本人とも最多
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ことし6月までの上半期に東京を訪れた外国人旅行者は640万人余り、日本人の旅行者はおよそ2億6000万人で、いずれも調査を始めた平成16年以降で最多となりました。
東京都によりますと、ことし1月から6月までの間に東京を訪れた旅行者は、外国人旅行者が647万人で、前の年の同じ時期と比べて14.7%増えたほか、日本人の旅行者もおよそ2億6000万人で、2.6%増えました。いずれも、調査を始めた平成16年以降、半期として最多となりました。

一方で、4月から6月までの3か月間で外国人旅行者が都内で消費した額はおよそ2590億円で、前の年の同じ時期と比べ4.5%落ち込み、東日本大震災の影響で旅行者が減少した平成23年以来、初めて前の年を下回りました。これについて都は、ことし4月から中国政府が海外の商品を国内に持ち込む際にかかる税率を引き上げたことや、商品の購入よりも体験を重視する旅行者が増えたことが背景にあると分析しています。

都では、4年後の東京オリンピック・パラリンピックを見据え、外国人が観光しやすい環境の整備を進めるとともに、体験型のイベントを充実させるなどして、さらに多くの旅行者を呼び込むことにしています。