鳥インフル 寒さや雪で処分に遅れ 北海道

鳥インフル 寒さや雪で処分に遅れ 北海道
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今月16日に鳥インフルエンザウイルスが確認された北海道清水町では感染の拡大を防ぐため、養鶏場のニワトリの処分が続けられていますが、寒さや雪のため作業が予定より遅れています。態勢を強化したうえで、地中に埋める作業が並行して行われています。
北海道清水町の養鶏場では今月16日に、死んだニワトリおよそ30羽から鳥インフルエンザウイルスが検出されたため、17日から道が、およそ21万羽のニワトリを処分する作業を始めました。

国の指針では高病原性ウイルスの感染が確認された時点から24時間以内に殺処分するよう求めていますが、寒さや雪のため作業が遅れています。

このため、作業員をおよそ300人増やして1000人余りで行っていますが期限までに終わらず、道によりますと、18日午後10時の時点で殺処分できたのは、およそ15万羽にとどまっているということです。

作業は夜を徹して続けられ、19日午前7時ごろからは、国が確認から72時間以内と定める殺処分したニワトリを地中に埋める作業を並行して行っています。

期限は19日午後10時半となっていますが、道はすべての処分が終わりしだい養鶏場の周辺で詳しい検査を行い、感染の拡大が確認されなければ今月29日にも、半径10キロ圏内にある養鶏場のニワトリや卵の移動制限を解除する方針です。