私は37歳独身。東京生まれ、東京育ちで、某広告代理店の東京本社に勤務していましたが、5年前に転勤を言い渡されて、支社のある札幌支社に赴任して今に至ります。
札幌は皆様ご存知の通り、日本三大歓楽街の「すすきの」があるところです。ちなみにもう二つは新宿歌舞伎町、福岡中洲と言われていますね。
東京を知っているので、すすきのを知らない人にすすきのの特徴を説明する時は、歌舞伎町や六本木より全然下、池袋や上野よりは上、ただしすすきの自体の範囲が巨大過ぎて、歩くのが面倒でハシゴは向かない街。という言い方をしています。
名古屋の栄にも行ったことがありますが、街並みは栄によく似ています。上空から見ると「田」の字で区切られていて、わかりやすいのか、わかりにくいのか…5年経ちますが私は未だに慣れません。
東京でいう「キャバクラ」は、すすきのでは「オッパブ」です。キャバクラに行きたければ「ニュークラ(NEW CLUB)」と言わなければオッパブに連れて行かれますよ(笑)
今回はたまたまサイト関係者さんと知り合いでしたので、私の8ヶ月に渡る「札幌闇金返済生活」を特別に提供しようと考えた運びです。
始めに言っておきますが、なかなかハードな8ヶ月でした。しかしこの話を周りの人間に話したら「闇金は闇金でも優しい方だね」とよく言われます。
結果から言いますと、きちんと完済はできました。闇金から借りたら返せない人が半分以上いると言われていますから、やはり私は優しい方の「ソフト闇金」だったのかな?と最近では感じます。
それでは私の札幌闇金経験談を是非読んでください。
なぜ闇金に手を出してしまったのか?
なぜ闇金に手を出してしまったのか?…う~ん。もちろんお金が無かったんでしょうね。そして誰も私に貸してくれる人がいなかったのもある。そして最大の理由は自分の弱さ、甘えですね。
東京を離れてやっぱり寂しかったのもありましたね。転勤したての頃は、仕事はもちろん、札幌での生活に慣れることが大変でしたからね。
9月でもう長袖を着なければ寒くて過ごせませんし、真冬なんて目以外は全て覆って外を歩くんです。地元民からよく笑われますけど、札幌の寒さは尋常ではないですよ。
元々東京にいた頃からお酒とギャンブルは好きでした。あと女の子も(笑)やはり「飲む」「打つ」「買う」は破滅への第一歩です。
東京ではそれなりに友達もいて、仕事が終わったら同僚達と飲みに行って…という生活でしたけど、完全アウェイではやる事も少なく、悪いことをたくさん覚えちゃったのが借金の理由でしょうか。
【原因 東京→札幌】
・友人と居酒屋 → 一人でニュークラ
・パチンコ → カジノでバカラ
居酒屋もパチンコも1万円で済んでいたのが、女の子のお店で飲むようになって、パチンコじゃ済まなくなっていった。これが墜ちていく最大の原因と言えるでしょう。
1回の遊び1万円が、単純に10倍の10万円くらいになってしまったんですね。…情けない。近くに止めてくれる人もいなかったですし…人のせいにしちゃいけませんね。責任は全て自分にありますね。
見知らぬ土地で寂しさを紛らわす為にニュークラに行き始めて、可愛い女の子の前では格好付けて、高い酒をバンバン振舞っていました。
飲み代が高く付きますし、パチンコの交換率も東京より札幌は下。等価交換店などありませんから、ギャンブルももっと儲けようと思ってカジノへ行き出したんです。本当に泥沼でした。
バドミントン選手でニュースになった、いわゆるあの裏カジノと呼ばれるところです。カジノでバカラを覚えてしまって、それまでの貯金を増やすどころか、全て溶かしてしまったんです。
東京でもそうですが、札幌もカジノの周りには闇金業者がうじゃうじゃいます。私のように「いいカモいないかな?」と常に探しているんです。
闇金から金を借りた日は特にアツくなってしまってたんですね。ギャンブルをする人なら理解できると思いますが「あと1万円あれば勝てる!」の典型的なアホな考えです。
私の場合は免許証1枚で借りれました。少し歩きましたが、すすきの内にある雑居ビルで顔写真、全身写真、免許証コピーを取られて、最後に借用書にサインです。
金利は1ヶ月10%。100万円を借りたので、1ヶ月後に最低金利分10万円を返済しなければいけません。10日に1割のトイチ、ウシジマくんのように10日で5割のトゴよりは全然甘い金利でした。
しかしよく考えてみれば、1ヶ月後に10万円返済しても、それはあくまでも100万円に掛かる金利分で、元金の100万円は全く減らない計算。
この闇金業者は少額ではなく、あえて50万、100万を貸し付けるところだと借りてから知りました。返せないのを待って、最後に考えられるところ全てから搾り取る算段だったのでしょうね。
札幌、特にすすきのは本当に歓楽街。歓楽というか、快楽というか、別世界に足を踏み入れる感じになりますから、物事の全てが錯覚に陥ってしまうケースがあります。
カジノも東京ほど公安委員会やマル暴の取り締まりは厳しくないですし、風俗なども札幌は盛んですから、闇金が活躍できる地域であると言えますね。
それでは次に実際に私が借りる時の様子をお伝えしますので見てみてください。なかなか生々しいものがありますよ。
人生初!闇金の事務所に入りました!
本当にアウトレイジに出てくるような、ソファーとテーブルしかない雑居ビル内の一室。今夜すぐにでも畳んで逃げ出せそうな事務所でした。
闇金 「それではそこに座って待っててください。今お金準備しますので、そこにある用紙に必要事項を書いて、免許証も出してください」
私 「はい、わかりました!」
闇金 「そうしたら、免許証コピー取らせてもらいますね」
闇金 「はい、それでは次に写真を撮らせてもらいますので、立って頂けますか?」
私 「こうですか?」
闇金 「はい、そうですね。…もう1枚顔のアップ撮りますね」
闇金 「先ほど説明しましたが、金利は月10%です。初回は100万円に掛かる10%の10万円をお支払いください。次回からは元金の10%という計算です。滞ったらその瞬間に全額回収という措置を取らさせて頂きます」
私 「わかりました」
闇金 「余裕のある時は20、30万でも大丈夫ですので、元金を減らしていくことも考えながらの返済を心がけてくださいね。毎月10万円だけでも結構ですが、元金100万のままですので」
私 「わかりました。一応給料が40万円くらいなので、半分の20万円は支払いたいと考えています」
闇金 「わかりました。そこのご判断はお任せしますので、毎月金利分の10万円だけは必ず守るようにしてください」
闇金 「それでは審査と身分照会が終わりましたので、100万円を融資させて頂きます。念のため、ご確認してください」
私 「はい、ちょうど100万円あります。ありがとうございます!」
闇金 「ちなみに返済は振り込みでも手渡しにいらっしゃっても、どちらでも結構ですが、いかがしますか?振り込みの場合は、振り込んで頂く振込先口座を前日にお伝えします。ですので手渡し、振込、どうなるかを返済日の前日にご連絡ください」
私 「わかりました」
誰がこんな物騒な事務所に毎月来るんだよ。絶対振り込みでしょ。と思いながら事務所を後にした私。返済が遅れたら一体どうなるんだろう?と思いながらも、その足で、その金でカジノに行きました。
簡単な借用書は書きましたが、勤務先会社名、勤務先住所と電話番号、給料日、給料の額面、緊急連絡先、などを書いた記憶があります。
緊急連絡先ですが、さすがに親の連絡先は書くことができませんでした。結局後輩の名前を
書いてしまったので返済における失敗は許されません。自分にプレッシャーをかけました。
それにしても、テレビや映画と異なり、闇金の対応がしっかりとしていたことに驚きました。スーツも着ていましたし、言葉遣いもとても良かったです。
とてもじゃないですけど「踏み倒してやる」などの反旗は考えずに、きっちりとやって行こうと誓いました。
返済が始まり金利の恐ろしさを見せつけられる…
【初回返済】残金1,000,000円
私 「お世話になっています。今日振り込みたいのですが、口座番号を教えてください」
闇 「そうですか…申し訳ないです。実は今日は振り込みできないんですよ。お手数ですが持ってきて頂きたいのですがよろしいでしょうか?」
私 「…わかりました」
行きたくねー!これが闇金の手口なのかな?払うと言っているのに、さほど取り立てようともしない。本当に1ヶ月何も無かったですし、普通に過ごせたんですけど。
支払う意思を削ってきて、あえて滞らせて、後でドバッと回収に来るのかな?と、当時は色んなこと考えていましたね。
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事務所へ到着
私 「こちらが20万円になります。確認してください」
闇金 「わかりました。ありがとうございます。領収書作りますので少しお待ちください」
闇金 「確かに20万円の返済承りました。金利10万分と、そして元金がこれで90万円になりますね」
【2回目返済】残金900,000円
私 「お世話になっております。明日の返済準備が整いましたが、今月はどうすればよろしいでしょうか?」
闇金 「お手数ですが、今月も振り込みではなくご持参頂けますか?」
私 「わかりました…」
おいおい。なんなんだよ。本当に面倒くさいな。そして、いちいち汚いビルの中に入るの、本当に凹んで来るんですけど。
一体何を企んでやがる、闇金。これも管理の一環なのかな?毎月必ず顔を合わせなきゃいけないとかあるのかな?と考えながら事務所へ向かいました。
私 「今月も20万円です。よろしくお願いします」
闇金 「なかなか凄いペースですね。給料の半分も納めて大丈夫ですか?あくまでうちは金利分だけでいいですからね」
私 「辛くなったら言います。まだ大丈夫なので」
闇金 「そうしましたら…90万円の金利が9万円、元金90万から11万を引いて、残り79万円です。次回は7万9千円でも結構ですからね」
あったらすぐに払うよ。早いところ終わらせないと、向こうのペースになってしまうからな。まだまだ先は長いので、こんなところで安心してはいけません。
【3回目返済】残金790,000円
私 「もしもし。明日はどうしても抜けられない用事がありまして、今月は振り込みで処理したいのですが…?」
闇金 「わかりました。お忙しそうでなによりです。そうしたら振込口座情報をお伝えしますので、メモの準備はよろしいですか?」
おっ。マジか。そんな返答来ると思わなかったから、メモの準備でテンパる私。大体こういう時に限って、メモ帳にできそうな紙やペンが無い…。
私 「すみません!お待たせしました。準備できました」
闇金 「それでは参りますね。み●ほ銀行西●●支店、0000000、口座名義はサ●グサ●ンジとなります。こちらの方へお振込みください」
私 「かしこまりました!」
:
振込のパターンは絶対に無い!と思っていたので、ちょっと面食らってしまいました。でも「降り込みOKなんだ」と思った瞬間でもありました。
振込口座の名義人が個人だったのも怪しさ満点。でも小さいことは気にせずに振込処理を行ったのです。
闇金 「確かに確認取れました。今月も20万円ですね。頑張ってますね!」
私 「いえ、返済は当然のことですので。少しでも減らさないと後々大変なのは自分なので」
闇金 「ちなみに79万円の金利で79,000円。元金79万円から121,000円を引いて669,000円になりました。それでは来月も宜しくお願いします」
【4回目返済】残金669,000円
ここでこの月に問題が発生。結婚式とお葬式、そしてお世話になっている方の誕生日などが一気に3件かぶって、3ヶ月連続で20万円を返済に充てていましたが、10万円しか準備できず…。
私 「もしもし。今月は10万円になりますがよろしいでしょうか?」
闇金 「全く問題無いですよ。うちは金利分のみで結構ですから、67万の10%、67,000円で大丈夫です」
私 「かしこまりました。今月は振り込み可能ですか?」
闇金 「大丈夫ですよ。今から伝えますね。三●●友銀行函●支店、0000000、口座名義はイノ●エテツ●になります」
闇金 「確認が取れました。10万円ですので66,900円を金利分、残り33,100を元金から引かせて頂きますので、残金635,900円になります」
私 「わかりました。来月はまた20万円返済を目標にしますので!」
4ヶ月のここまでで、合計70万円を返済したつもりでしたが(いや、実際返済していますが)元金がまだ63万円もある。と、今更遅いですが闇金の暴利を肌で感じることとなる。
本当に半端無い。逆に言うと、闇金とはボロい商売なんだな。とも感じましたね。でも私みたいにきちんと返済している人間ばかりではない。途中で逃げ出したり、弁護士などに相談する人間も出ているだろう。
高い授業料だが、これを完済達成すれば、私は真人間に戻れる気もしていたので、なんとかやり切ってみせる!と自分自身でハードルを設定したのです。
【5回目返済】残金635,900円
さて、ピンチの後はチャンスあり?この月11月はボーナスが支給される月で少し多めに返せる!と気合いを入れて闇金へ連絡しました。
私 「お世話になっています。今月は30万円返済できそうです!」
闇金 「そうですか。こちらの都合が悪いので今月も振込でよろしいでしょうか?口座番号は北海●銀行旭ヶ●支店、0000000、口座名義はサ●キユウ●になります」
また違う口座名義だ。しかし幾つ口座持っているんだろう?そしてすぐ凍結されてるのかな?本当に怖い業界だ…。私も返済できなくなったら、口座や色んなものを差し押さえられるんだろうな…と思いました。
闇金 「30万円確認できました。とても凄いですね。こんなに滞らずに毎月きっちり返済する方はなかなかいらっしゃいませんよ!」
私 「ありがとうございます」
闇金 「そこでご相談ですけど、かなりの信用がありますので、追加融資も可能ですがご利用いかがですか?」
キター!追加融資のオファー。こいつら私がきっちり返済するものだから、逆にあえて全額返済させずにダラダラと金利を払わせるつもりだ。
私 「いえ、大丈夫です。結構です!」
闇金 「それではまた必要な時は声掛けしてくださいね。それでは今月は30万円でしたので、金利分の63,590円を引きます。そして236,410円を元金返済にあてますと…残金が399,490円になります」
…ふぅ。まだ40万円も残っているのか。なかなかキツイな。借りたのが100万、そして5ヶ月で返済した額も100万。しかしまだ40も残ってる。これはかなり精神的ダメージを食らいます。
借りたものを返してるので、本来ならば返済日は胸を張ればいいんですが、返済日の度にズドーン!と落とされる気分になるのは何故?多くの人が途中で逃げ出したくなる気分が理解できます。
【6回目返済】残金399,490円
闇金との付き合いも半年になりました。「いつになったら終わるんだろう?」という気持ち、そして「完済するまでは絶対に甘い話や誘惑には乗らない!」とブレずに過ごしてきました。
仲間達との食事交流会や、自分の私利私欲は全て断絶してきました。本当に孤独で、仕事(会社)⇔自宅の往復だけの毎日。札幌に住んでいるのにすすきのなどしばらく行っていません。
今月は12月で忘年会シーズン。嫌でも飲み会には参加しなければなりません。今までの自分であれば飲み会が終わった後、フラッと遊びに行っていたんでしょうけど、もうそんな気分にもなれず自粛していました。
全ては借金完済のため。今月も頑張って20万円を返済する予定です。とにかくなんとかして早く終わらせたい!
私 「今月は20万円です。どうすればよろしいでしょうか?」
闇金 「そうですか。ご苦労様です。今日は事務所まで来て頂けますか?こちらが出しますので、息抜きで食事に行きましょう!」
私 「…わ。わかりました」
完全な営業モードに入ってやがる。完済させないつもりだな。確かに月40万稼ぐ私は闇金にとって恰好の獲物かもしれない。でもきっちりと断ろう。どんな提案を受けても絶対に断る!
私 「20万円です。確認お願いします」
闇金 「海鮮好きですか?お肉の方がいいですか?今日は特に寒いですし鍋にしましょうか?」
私 「いえいえ、お気を遣わずに…。普通の居酒屋で結構です」
お金が無い私は久々の外食でした。ただ相手が闇金となるとそう楽しくもないと思いますが。しかし毎日カップ麺やソウルフードも飽きてきたので外食もしたいと思っていました。
闇金 「札幌どうですか?」
私 「だいぶ慣れてきましたけど、この寒さには慣れないですね」
闇金 「確かに思います。どうして自分も札幌にいるんだろう?って(笑)」
私 「札幌の方じゃないんですか?」
闇金 「実は私も東京の人間です。お恥ずかしい話、私も大きな借金をしてしまって、返済に時間が掛かっちゃって、こういう仕事をやらされてるんですよ」
私 「え!?そうなんですか?」
闇金 「そうですよ。ナニワ金融道の灰原役、中居くん状態ですよ。別に悪い人間じゃないですよ」
私 「そうだったんですか」
闇金 「私は300万円借りたんですけどね。わずか50万しか返せなかった。親もいなかったですし、保証人ていう奴がいなくてですね。カラダで払え!ってなったんですよ」
私 「大変でしたね」
闇金 「最近はマグロ漁船や臓器売買なんて無いですから(笑)女の人は風俗ってのがありますけど、男がやっぱりお金を作るのは、時間をかけて身を粉にして働くしかないんですよね」
私 「そうですね。身に染みています」
闇金 「しかし私のお客さんは20名ほどいますが、本当にくじけずに返済続けてますよね?特にギャンブルで借金作った人は絶対に立ち直れないパターンが多いんですけど、どうしてそんなに頑張れるんですか?」
私 「自分でもわかりませんが…やっぱり自分の蒔いた種ですので。あと思うことは怖いんですよ。もし返済できなかったらどうなるんだろう?何されるんだろう?って」
闇金 「なるほど。そうでしたか。私達は基本的に危険な目に遭わせるなんてことはしないですよ。連絡が付くところから回収するだけです。それさえもいなかったら長い期間拘束されて、色んな仕事をさせられます」
私 「色んな仕事ってなんですか?」
闇金 「まず金に換えることを第一優先でやらされますよ。口座を作らされて、すぐに売りさばく。携帯を契約させられて、これまたすぐに売りさばく。あとは組織犯罪での下の仕事ですかね。出し子や受け子。この業界も実は人不足ですからね。そういう意味では人身売買って言うのかな?」
私 「…恐ろしい世界ですね」
闇金 「私達は必ず回収します。て言うか回収しなければいけません。家族のところにも行きます。嫌がらせはしないです。通報されたら面倒ですから」
と、プレッシャーなのか、本当に気分転換なのか理解できませんでしたが、普通に食事を終えて別れました。これと言って追加融資などの営業もされませんでした。
ただ、私の担当者は比較的良い人なのかな?とも思いました。きっちり返済しているのでこういう対応なのかな?とも思いました。
帰り際に電卓で弾かれて伝えられました。残金は239,439円です。ここまで来ると本当に間もなくですね。元金が減ると金利も減りますから、最後のひと踏ん張りです!
【7回目返済】残金239,439円
年が明けてますますシャレにならない寒さが身を襲います。この数ヶ月札幌は地獄のような寒さが待ち受けていますので本当に苦痛です。
雪も毎日降ってくれて、歩くのに力が入りますので、寝る前なんて下半身が痛くて痛くて。札幌に住む人って、こういう1年のサイクルで本当に幸せなのかな?と思っちゃうほど寒いです。
さて、年末年始は実家へ帰りました。もちろん飛行機ですのでそれなりの交通費も掛かりました。久しぶりに友達ともたくさん会って、飲みに行ったりもしましたね。終わりが見えているので今月は10万円を準備しました。
私 「お世話になっています。今月は10万円です」
闇金 「明けましておめでとうございます。もう数回ですからまた事務所に来て頂けますか?」
私 「わかりました」
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私 「先日はご馳走様でした」
闇金 「いえいえ、楽しかったですね。こうやって債務者の方と食事に行ったりするのも仕事の一つなんですよ。信頼関係築かないといけませんからね」
:
闇金 「次回がラストですかね。本当に凄いと思います!残金は163,383円になります」
私 「わかりました!ありがとうございます!」
残り16万と少し。やっと来月で終わる!
【返済最終回】残金163,383円
思い起こせば8ヶ月前。ニュークラに行って、カジノに行って、毎週週末になると10万円以上は遊んでいたな…なんて懐かしみながら闇金事務所へ向かいました。
もう今となってはお茶を出してくれる事務の女性の方と談笑したりしています(笑)こんなのに慣れてはいけませんけどね。
でも本当に自分でもよく頑張ったと思います。元々良い給料でしたので、この8ヶ月も生活もそこまで切り詰めた感じもしなかったです。
私 「長い間お世話になりました」
闇金 「それではお預かりしていたものをお返ししますね」
そう言うと、免許証のコピー、顔、全身のスナップ写真、借用書が出てきました。加えて返済日と返済額が記された記録書類も。
見てみると私が8ヶ月で支払った金額の明細が記されていました。100万円借りて、146万円支払っていました。こうやってみると一言で闇金と言っても、ハードかソフトかわからなくなってしまいます。
闇金 「またご入用の時は声掛けてくださいね。とてもしっかりとした方なので、次回もすぐにご融資させて頂きますから」
私 「は、はい。ありがとうございます」
借りる訳ねーだろ!
札幌の闇金、借金完済!
とにかくドッと疲れが出ました。安心感が溢れました。札幌での闇金との付き合いは私の人生の中でもっとも刺激的な経験です。
付き合う人間がいなくて、寂しさを紛らわす為に夜の街へ走った自分が全ていけません。もう二度とこんな目には遭いたくありませんので、札幌を離れることを決意しました。
今の仕事の給料はそこそこですが、やはり結婚もしたいし、周りに家族や友達がいる環境が良いに決まってます。会社を辞めて東京へ戻ることを決めました。
給料は魅力的でしたが、8ヶ月間は金が無ければ無いでそれなりに暮らせました。多くの人が挫折するとは思いますが、自分はなんとか頑張って完済を達成できました。
転職して、一から勤めるとなると、やはり給料は少ないところからのスタートですが、やはり地に足を付けて生きていきたいと考えたのです。
…何より最大の理由は「寒い時期が長い」というところでしょうか。とにかく色々な意味含めて5年間で札幌はお腹いっぱいになりました(笑)
今思うと、闇金ではなく街金だったのかな?と思います。私の担当者はスーツも着ていましたし、常に敬語で対等で接してくれましたから。
運が良かったというか、自分でこうなってしまったんですけど、とにかく無事に終わったので自分で自分を褒めてあげたいですね。
お金の大切さ、お金のありがたさ、そしてお金の怖さを勉強できた札幌でした。
~弁護士・道山の見解~
よく頑張りましたね。闇金の方も口に出していましたが、お酒とギャンブル関連で作った借金の返済はとても難しいものがあります。基本的に私が過去見てきた中では、本人だけでは解決できない例がほとんどです。
それにしても強い意志と忍耐をされましたね。感服します!ただ、頑張らなくても、違法な金利で貸し付ける業者には、是非私共へご相談ください。借金をした人は確かに悪いです。しかしそういった方に近付いて貸し付ける闇金はもっと悪いのです。
このお話の方とても芯が強く自力で返済したようですが、精神的にも肉体的にも借金返済は身を滅ぼすものです。少しでも軽減できるように私共弁護士が控えていますので、これに似た経験を現在されている方はすぐにご連絡くださいね!
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