サムスンのスマホ、LGのバッテリー搭載へ

供給交渉にかなりの進展
来年下半期、ギャラクシーノートシリーズから搭載予定

 サムスン電子が早ければ来年下半期にも、同社が発売するスマートフォンにLG化学のバッテリーを搭載することが分かった。サムスン電子は今年10月、バッテリーの欠陥によりスマートフォン「ギャラクシーノート7」の生産・販売中止に追い込まれ、既存のバッテリー供給元であるサムスンSDIと中国ATLのほかに、LG化学からバッテリーの供給を受ける協議を進めていた。

 電子業界の関係者は18日「サムスン電子とLG化学の交渉は最終妥結には至っていないが、かなり肯定的に進んでいる。サムスン電子が来年下半期ごろにもLG化学からスマートフォン用バッテリーの供給を受ける可能性が高い」と話した。別のバッテリー業界関係者は「両社がバッテリーの供給契約を結ぶ可能性は90%以上だと聞いている」と語った。

 新しいスマートフォンに搭載されるバッテリーは、設計・製作・テストに最低でも6か月を要する。このため業界では、来年初めに発売されるギャラクシーS8ではなく、下半期に発売されるギャラクシーノートシリーズの新製品に、サムスンのスマホとしては初めてLGのバッテリーが搭載されるとみている。

 サムスン電子は最近、日本のシャープからテレビ用液晶パネルの供給中断を通知され、LGディスプレーにパネル供給を打診している。サムスンのある役員は「かつてはプライドを守るためライバルのLGから部品を購入することを躊躇していたが、今後は感情ではなく事業性で判断しなければならない」として「事業に必要ならば、どこの会社の製品であっても使う」と述べた。

カン・ヨンス記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c) The Chosun Ilbo & Chosunonline.com>
関連ニュース