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北京で大気汚染深刻化 今年初の「赤色警報」で学校休校、市民生活にも影響

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北京で大気汚染深刻化 今年初の「赤色警報」で学校休校、市民生活にも影響

大気汚染のため、霧がたちこめた摩天楼=17日、黒龍江省ハルピン(ロイター) 大気汚染のため、霧がたちこめた摩天楼=17日、黒龍江省ハルピン(ロイター)

 北京市当局が大気汚染について最も深刻な「赤色警報」を今年初めて発令してから一夜明け、週末を迎えた17日、市内中心部は白いスモッグに覆われた。車両は日中もライトをつけて走行。毛沢東の肖像画が掲げられる天安門近くでも多くの人々がマスク姿だった。

 赤色警報は22日午前0時(日本時間同1時)まで続き、日本人学校や、幼稚園や小中学校が休園・休校を決定するなど、市民生活にも影響が出ている。

 当局は、汚染源の一つとされる車の排ガスを減らそうと車のナンバーを奇数と偶数に分け日替わりで通行を規制。工場の操業や建設工事を停止するなどの措置を取った。

 米大使館のウェブサイトによると、北京市の17日午後5時(同6時)の汚染指数は最悪レベルの「危険」を記録。大気汚染は広範囲に及び、中国の通信社、中国新聞社によると、北京市のほか天津市や河北省石家荘市など20以上の都市で赤色警報が発令された。(共同)

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