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地球上、いたるところに愛は溢れている。本当はみんなそれをわかっているのだが日々の忙しさに忙殺され、見て見ぬふりをしているのかもしれない。
一年も大詰めとなるこの時期、改めて人々のやさしさや無償の愛に触れることで、まだまだ人間捨てたもんじゃないって実感しながら新年を迎えることで、心の汚れが浄化されていくかもしれない。
自らの行動は自らに帰ってくる。自ら吐いた言葉は、いつか必ず上を向いて吐いたツバのように自らにかかってくるのだ。
「正義」とは人を罰するものではなく、どんな人の心にも寄り添える想像力と寛容、咄嗟に行動で示すことのできる実行力の上に成り立つものなんじゃないかと思う。例え自己満足と思われても誰かの幸せを願わずにいられない、それこそが正義の制裁なのではないかと思うわけなんだ。
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太陽に特許はありますか?特許を放棄したポリオワクチン開発者
ポリオワクチンを開発したアメリカの医学者ジョナス・ソークは、ワクチンの特許を得て大金を手にすることもできたが、いっさい私利私欲を追求しなかった。誰が特許を持っているのかと聞かれると、「特許などない。太陽に特許はありますか?」と答えたという。
四つん這いになっておばあさんの椅子代わりになった学生
引越しのアルバイト中に、老婦人とふたりきりでエレベーターに閉じ込められたフロリダ美術学校の学生セザール・ラリオスは、四つん這いになって老婦人の椅子代わりを務めた。
宝くじの当選金額すべてをがん患者支援チャリティに寄付した男性
カナダ・カルガリー在住のトム・クリストは、2013年5月、4000万ドル(約45億円)の宝くじに当選。しかし、その全額をガン患者支援チャリティに寄付した。トムの妻ジェーンはその前年に肺ガンで亡くなっている。
被災者の為に無料の充電コーナー設けたお店のオーナー
2012年にアメリカ東海岸を襲ったハリケーン・サンディ。停電が長引くなか、この店のオーナーは、誰でも自由に利用できる無料の充電コーナーを設置した。
ナチスからユダヤ人を守った人
第2次世界大戦時、イギリス人のニコラス・ウィントンは、699人の主にユダヤ人の子どもたちを旧チェコスロバキアから英国に避難させた。今では「イギリスのシンドラー」と呼ばれるウィントンの勇敢な行為が多くの人に知られるようになったのは、つい最近、1998年のことだ。
同様にリトアニア日本領事官の外交官、杉原千畝も、身の危険をかえりみずに密かに渡航ビザを発行して6000人以上のユダヤ人の命を救った。一日に18時間もビザを書き続け、領事館を去らなくてはならなくなっても、最後の最後まで発行し続けていたという。
困っているランナーを見捨てない一流ランナー
ケニア出身の一流ランナー、ジャクリーン・キプリモは、2010年に中国で開催されたマラソン大会で、腕に障害を持つ中国人男性ランナーが水を飲めないでいるのに気づき、その後ずっと男性と伴走して給水に協力した。キプリモは優勝も狙えたが、1位の座も賞金1万ドルも犠牲にすることを厭わなかった(結果、キプリモは2位でゴールインした)。
命がけで女性を救ったスカイダイバーのインストラクター
2006年、米ミズーリ州セントルイス近郊で、8人のスカイダイバーを乗せた飛行機が墜落し、6人が死亡した。生存者のひとりのオーストラリア人女性キンバリー・ディアは、亡くなった22歳のインストラクター、ロバート・クックが墜落の瞬間に体を張って彼女を守ったおかげで助かった。
病気で坊主となった友達の為、自らも坊主になった同級生
脳腫瘍を患い、数週間に及ぶ放射線治療を受けたせいで髪の毛が抜けてしまったカリフォルニア州に住む10歳のトラヴィス・セリンカ君。2013年のその日、久しぶりに学校に行くのを不安に思っていたトラヴィス君を迎えたのは、揃って丸坊主にした同級生の男の子たちだった。
イスラム教徒を守ったキリスト教徒たち
2010年12月、カイロで23人のエジプト人キリスト教徒がイスラム過激派の自爆テロにより死亡する事件が起こった。その直後、報復される恐れのあったイスラム教徒たちを守ろうと、祈りを捧げる彼らをぐるりと取り囲むように手をつないだ大勢のキリスト教徒たちの姿があった。
逆にイスラム教徒がキリスト教徒を守った例もある。
女性を救出しようと一丸となって協力した駅の利用者たち
2013年7月、JR南浦和駅で電車とホームの間に挟まれた女性を救出しようと、駅員と乗客が力を合わせて32トンの車体を押した。その結果、女性を無事に引っ張り上げることができた。
関節炎の犬の痛みを和らげようと湖で一緒に泳ぐ男性
関節炎に苦しむ19歳の愛犬シュープの痛みを水の浮力で和らげようと、連日近くの湖に通ったアメリカ人男性ジョン・アンガーと、ジョンの胸で気持ちよさそうに眠るシュープ。ジョンにとってはこれくらい何のことはない。うつ病を患い自殺することばかりを考えていた彼を救ってくれたのはほかならぬ愛犬のシュープだったからだ。
この話は2012年にも紹介したが、Facebookでこの写真が公開されるとたちまち大反響を呼び、ジョンのもとには世界中から多くの寄付が寄せられた。寄付金は、その後20歳で永眠したシュープの残りの生活を可能な限り快適にするのに役立ったほか、シュープの死後は、同じような犬たちを助けるための基金設立にもつながった。
給食費が払えない生徒に自腹を切って給食を食べさせた講師
米テキサス州ヒューストンのヴァレーオークス小学校のボランティア講師のケニー・トンプソンは、60名以上の生徒が、ランチにちゃんとした温かい給食ではなく、冷たいピーナッツバター&ジェリーサンドイッチを食べていることに気づいた。
これは給食用の口座の残高がマイナスになっている生徒に対する措置だった。そこでトンプソンは全生徒の残高マイナス分465ドルを自ら支払い、生徒たちが温かい給食を食べられるようにした。
仕事を得たい人たちに無料でクリーニングを提供するクリーニング店
米オレゴン州ポートランドのクリーニング店「プラザ・クリーナーズ」は、無職でお金のない人の面接用の服を無料でクリーニングし、これまで2000人以上を助けている。
老婦人を助けるため、運転中の電車を止めて介助した運転手
2016年6月、チェコのプラハで、路面電車の運転士が電車から降りると、大通りを渡ろうとしていた体の不自由な老婦人を介助する一幕があった。
警察に頼らず自ら持ち主を探し出し忘れ物のバッグを届けたバス運転手
車内に2万5000ドル(約300万円)の現金が入った忘れ物のバッグを見つけたイスラエルのバス運転手は、バッグの持ち主を自ら探し出して届けた。
持ち主はエチオピア出身の清掃人で、2万5000ドルは故郷の家族のために貯めたお金だった。
死刑囚の身代わりとなることを申し出た神父
ポーランドのマキシミリアノ・コルベ神父は、第2次世界大戦中、アウシュヴィッツ強制収容所で餓死刑に処せられることになったフランツェク・ガイオニチェクの身代わりになることを自ら申し出て亡くなった。ガイオニチェクは生き延びて妻と再会し、コルベ神父の行いを世に知らしめた。コルベ神父は1982年、教皇ヨハネ・パウロ2世によって列聖されている。
捨て犬たちに余生を捧げたおじいさん
米テキサス州フォートワースに住む80歳のユージン・ボスティックは、余生を捨て犬の保護に捧げている。さらに身につけた溶接の技術を生かして、犬たちを乗せて走る列車を作り上げ、近くの森などに出かけて犬たちを楽しませている。
ライバルを助け記録を捨てたランナー
2012年、米オハイオ州の17歳の高校生アスリートだったメーガン・ヴォーゲルは、州大会の3200メートル走に出場した際、トラック上で倒れてしまったライバルのアーデン・マクマスの姿を見ると、自分の記録を考えずにマクマスのもとに駆け寄り、肩を貸すかたちで一緒にゴールインした。
貧しい男の子に読み書きを教え続ける女性
貧しい露天商の子どもは学校に行くことができない。その小さな男の子に、毎日読み書きを教えている若いエジプト人女性がいる。
愛犬をなくした一家が、すべての愛犬家に贈るテニスボール
あるオーストラリアの一家は、亡くなった愛犬フィービーの追悼の意味を込めて、フィービーがいつも散歩に行っていた海辺に、ケースいっぱいのテニスボールを置いた。ケースには生前のフィービーの写真と次のようなメッセージが添えられていた。
よかったら、あなたの愛犬と一緒に遊んでください。使い終わったら、他のワンちゃんのためにケースに戻してくださいね。どんな時も、私たちの愛犬がそうであるように、無条件の愛と誠実さと幸せと共に生きられますように
女性の自殺を命がけで止めた警察官
中国の北京で、ひとりの女性が飛び降り自殺を図ろうとしていた。説得にやってきた警官は、自分の腕と彼女の腕に手錠をかけると、手錠の鍵を捨ててしまった。彼女が飛び降りれば警官も道連れになる。警官の命がけの説得が功を奏し、女性はその後無事に引き上げられた。
正直に高価な指輪を返したことで人生が変わったホームレス
2013年、米ミズーリ州カンザスシティのホームレスだったビリー・レイ・ハリスの人生は、彼の募金用カップに誤って4000ドルのダイヤモンドの婚約指輪を落としてしまった女性にその指輪を返したことで大きく変わった。
ビリーの行為に感動した指輪の持ち主夫妻は、ビリーがホームレス生活から脱出できるよう、クラウドファンディングを開始。最終的に、世界中から19万ドル以上(約2000万円)の寄付が集まり、ビリーは半年後には家と車を購入し、さらに仕事に就くこともできた。
via:Incredible Acts Of Kindness That Will Restore Your Faith In The Human Race/ translated & edited by mallika
・parumo
日本の場合だと目に見えて困っている人と出会うことは少ない。だがそれでもよく目を凝らして想像力を働かせれば、SOSを発している人は見つかるものだ。
そしてまた、助けたくても、知らない人に助けてもらうことに違和感を感じる人やツンデレ体質の人も多いので、手を出せずにいる人も多いかと思う。
そんなもやもやをどうするかは、あなた次第だ。「自己満足ですから」と割り切って一歩前にでることで、違った明日を迎えられるのかもしれない。
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コメント
1.
2. 匿名処理班
世界はあなたが想像する以上に残酷だけどあなたを絶望させないくらいには優しい
3. 匿名処理班
全体的に良い話なんだけど、
>イスラム教徒を守ったキリスト教徒たち
これが『良い話』になるのは、襲撃する頭の足りない奴がいるからなんだよね。
>給食費が払えない生徒に自腹を切って給食を食べさせた講師
ちなみに、これを日本でやると先生が懲戒処分を受けます。
4.
5. 匿名処理班
海外「彼らを助けるなんてなんて素晴らしいんだ」
日本
「偽善」
「売名乙」
海外「不幸な事故だったが助かって良かった」
日本
「自己責任」
「バカは死ねばいいのに」
この差
クールジャパン()
左でも右でも無いけど時々日本人であることが嫌になる事あるわ
6. 匿名処理班
こういう記事好き
ちょっとやりすぎではってのもあるけどw
7. 匿名処理班
私も、自己満のためだとしても人助けになっていればそれは美しい事だと思う。
やたら偽善偽善とうるさい人が居るけれど、そういう人の話を聞くと「100%自己犠牲ができないなら一切手助けをすべきではない。だから自分は人を絶対に助けない」という、私としては驚きを隠せない意見が出てくる。
本当の偽善は、善行のふりをして結局自分のために利用するだけ利用した後、さらにひどい状況に突き落とすような行為の事じゃないかと思うよ。
本当に誰かが助かってるなら例え利己的なパフォーマンスだったとしてもそれは人助けだという事にしませんか?
周囲の人も助けられる側も寛容であれば幸せな人は増えるんじゃないかな。
8. 匿名処理班
人間には他人をさばく権利は本来ないよ 他人をさばくものは法律のみ
9. 匿名処理班
感動した。
親切なんて普段することもされることもないけど、心が洗われる思いです。
10. 匿名処理班
1つの美談を見たときその裏に100の醜聞があると思いなさい
11. 匿名処理班
22も読んでられるか
12. 匿名処理班
問題なのは、他人の愛に甘えるのが当たり前だと考えていて、
さらに要求してくる奴らだ。
13. 匿名処理班
子供の頃は捨てられてる犬や猫をみると親の目をぬすんで餌を与えたり寒いかなと思ってタオルで寝所作ったりと俺なりにも優しい心はあったはずなんだがいつからこうなってしまったのか・・・・・・
14. 匿名処理班
そしてここで紹介されている「正義」以外の「正義」もまた多数在ったのだしこれからも起こり得るということなのでしょうね
15. 匿名処理班
直接他人を助けられるかはわからないけど、助けている人を助けられるくらいにはなりたい
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