殺戮兵器「ドローン」 空から海へ
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米国製の無人潜水機「水中ドローン」を中国が捕獲したようですが、ドローンといえば、無人殺戮兵器の代名詞です。
中国に色々と難癖付けている米国ですが、水中ドローンで、何をしようとしていたのか?
中国艦船、米潜水機奪う=南シナ海で海洋調査中―国防総省
時事通信 12/17(土) 4:49配信
【ワシントン時事】米国防総省は16日、中国海軍の艦船が南シナ海の公海で15日に、米海軍海洋調査船の無人潜水機を「違法に」奪ったと発表した。
米側は中国に対し、潜水機の即時返還を公式に要求した。国防総省のデービス報道部長は「ほかに同種の例は聞いたことがない」とし、中国の行動を国際法違反と批判した。
中国と東南アジア諸国が領有権を争う南シナ海では、中国が造成した人工島を軍事拠点化して緊張が高まっている。そうした海域で起きた米潜水機の奪取により、米中両国間の対立が激化する恐れもある。
潜水機が奪われた現場はフィリピンのスービック湾北西沖約50カイリ(約93キロ)で、米調査船「バウディッチ」は無線で中国艦船に潜水機を返すよう要求した。「(中国)艦船は無線連絡を認識したが、(返還)要求は無視された」という。
デービス部長によれば、調査船が潜水機2機を回収しようとしたところ、中国艦船が約500ヤード(約460メートル)以内に近づき、小型ボートを出して1機を奪った。その後、中国船は現場を離れ、通常任務に戻るとだけ連絡してきた。
この間、発砲はなかった。潜水機は海水温や塩分濃度など一般的な情報を収集しており、機密情報には関係していない。潜水機の価格は15万ドル(約1800万円)程度という。バウディッチは海軍所属だが、軍人ではなく、文民が運用している。中国艦船は海軍の潜水艦救難艦とみられる。
ー引用ここまでー
中国漁民が謎の水中ドローンを捕獲し通報、作ったのは誰!?
中国漁民が情報収集用の水中ドローン(無人機)を引き上げ、中国の情報当局に通報した。中国当局は他国が情報収集のために設置したものとみて調査に乗り出しており、その調査結果に関心が集まっている。
8月22日、中国中央TV(CCTV)とWSJなど海外メディアによると、地元の漁民が3年前に近海で網にかけた情報収集用ドローンを、最近になって中国の情報当局に引き渡したとされる。漁民は網にかかった物体が奇妙な物体であると思ったそうだが、よく見ると魚雷と似ているということから当局に申告したという。
中国の情報当局の初期の調査結果では、物体は水中撮影や衛星通信機器を備えた水中ドローンであると確認された。市販の商業用ドローンでは決してない。CCTVは「同ドローンは、他国の海軍が秘密裏に中国海域に設置したもの」とし、「中国の海軍艦隊活動の動向などを近距離で偵察し、情報を収集してきたものと思われる」と主張した。しかし、このドローンがどの国で製作されたかなどについては言及していない。
現在、中国は米国とともにグローバル・ドローン市場を牽引している。中国はきたる2023年までに無人偵察機を4万2000台生産するという目標を掲げ、ドローンの開発に拍車をかけている。また、中国は時速1万2240㎞の極超音速ドローンを開発し、米国の無人偵察機の技術を追撃している。無人偵察機「翔龍(シャンルン)」と大型ステルス無人攻撃機「利箭(リージェン)」も開発中である。
中国政府は技術流出を防ぐために、いくつかのドローン輸出禁止にしている。8月3日、ウォールストリート・ジャーナルは、中国政府がドローン、スーパーコンピュータなどを含むIT技術の輸出制限品目を増やすことにしたと報道した。同月中旬から、ドローンやスーパーコンピュータを中国から輸出するためには、一定の資格を得る必要がある。
ー以下略ー
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