日活ロマンポルノの新作映画「アンチポルノ」の主演女優、冨手麻妙【拡大】
日活ロマンポルノの新作映画「アンチポルノ」
(来年1月28日公開、園子温監督)の主演女優、冨手麻妙(とみて・あみ、22)が19日、初ヌード写真集「裸身 初号」(撮影・沢渡朔、玄光社、2700円)を発売する。その前に本人を直撃取材、写真集や映画への思いを熱く語る姿にチャレンジング精神を強く感じた。
写真集ではあどけない表情とは裏腹の大胆なポーズが満載。背後から撮った立ち姿の裸身のヒップラインはなめらかでエロチックだ。園監督も表紙カバーで「冨手麻妙は最高に素晴らしい女優だ。その天賦の才能は、最高に淫靡(いんび)な身体で身もだえすらするのだ」と絶賛している。
ところが、冨手は「実は私、これまでグラビアにもたくさん出てきたけど、きわどい写真で自分がどんどん消費されてるみたいでイヤだったんです」と告白。「でも、今回は素晴らしい出来に仕上がっているので、60歳になったとき、撮ってよかったと思えそうです」と満足そう。
「写真集も今回の映画も、自分の体が一番きれいなときに撮っていただきました。お酒も焼き肉も好きなので、油断するとおなかがやばいですけどね」と苦笑い。ただ、体形を保つために「ヨガやボクササイズに行っています」と語った。
「アンチポルノ」は小説家として時代の寵児となった京子(冨手)が、虚構と現実の間でもがきながら、やがて過去の秘密が暴かれる姿を描く。今月9日には第1回マカオ国際映画祭の招待作品として現地で公開され、冨手も舞台あいさつを行った。