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2016年12月18日(日)

核防護服で米兵が作業

オスプレイ墜落現場 放射性物質の回収か

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(写真)オスプレイ墜落現場で防護服を着て作業する米兵=17日

 米海兵隊普天間基地(沖縄県宜野湾市)所属のMV22オスプレイが墜落した名護市安部(あぶ)の浅瀬で、複数の米兵が16日から17日にかけて核防護服を着用して作業する姿が確認されました。機体に使用された放射性物質の回収を行っていると見られ、海中に流出した可能性もあります。

 2004年8月に普天間基地所属のCH53D大型輸送ヘリが沖縄国際大に墜落した際も、米兵が防護服を来て作業し、土壌まで掘り起こしていたことが確認されています。米空軍ライトパターソン基地第88航空団環境管理部の公式ホームページ上の「航空機放射性物質データベース」(現在は削除)によれば、回転翼監視システムに放射性物質のストロンチウム90を使用しているとしています。

 墜落事故をめぐっては、海上保安庁が航空危険行為処罰法違反容疑での立件を目指して米軍に捜査を申し入れていますが、一切の協力を行わないまま、着々と機体回収を行っています。操縦席などもすでに回収され、大型作業船で持ち去られました。

 17日午後に現場を視察した沖縄県の安慶田(あげた)光男副知事は記者団に対し、「いまだに海保が捜査権を行使できない。これが日米地位協定の壁だ。日本は本当に法治国家、独立国家なのか」と厳しく批判しました。


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