積水ハウスに住んで3年。本日は、わが家が採用したオプション全18個について、ランキング形式にて詳細をレポートしていこうと思います。付けて良かったオプションランキングから後悔しているオプションランキングまで、3年間オプション設備を使用してみて感じている便利度をもとに評価をしていきます。
積水ハウスで後悔しているオプションTOP3
まずは、付けて後悔しているオプションTOP3を発表します。
とはいうものの、「付けてしまって、めちゃくちゃ後悔している」というオプションはありません。
というのも、もともと積水ハウスの設備は標準グレードでもかなり優れた設備になっており、そこに加えてさらにそれなりのお金をプラスしてお支払いした設備ですので、確実に生活は便利になっています。(もしくは高級感は増しています)
そのため、ここでは「このオプション無くても良かったかな」と感じているオプション3つを紹介したいと思います。
第3位「室内物干し金物」
- オプション価格…(2か所)11,000円
こちら付けなくても良かったではなく、もっと付けとけば良かったと後悔しているオプションになります。市販で室内物干し金具は売っているのですが、やはり天井にしっかりはめ込んでいるほうが頑丈なのです。
子供の洗濯物など雨の日は室内に干すことがありますが、全然干す場所が足りません。今2か所ある物干し金具ですが、できればもう2か所くらいは付けておけば良かったと後悔しています、天井からぶら下がっている金具は、脱着可能なため来客者があるときは外すこともできます。
特に、洗濯物が多いご家族は、室内での洗濯物干し方は検討しておくことをおすすめします。
第2位「床暖房」
- オプション価格…554,000円
床暖房はリビングダイニングに設置しました。この床暖房、私がずっと憧れていた設備なのですが、後悔オプションにランクインしてしまいました。
まず憧れた経緯から説明しますと、以前住んでいた借家(築30年木造住宅)は、どれだけ暖房を効かせても隙間風などもあり、冬場は寒くて寒くてたまらなかったのです。寒い日って、足元が寒いと身体が芯から冷えてしまいますよね。
冷えた床には寝転ぶこともできず、足元から温めてくれ、冬場でも床に寝転べるという床暖房に憧れ、積水ハウスで夢の床暖房をGETしたということです。
そんな憧れのオプション設備だった床暖房が、なぜ後悔オプションとなってしまったのかというと、積水ハウスの家がそもそも温かいということが原因です。
新居に越した際に購入したエアコンの性能が良いという事もあるのかもしれませんが、エアコンで十分部屋を暖められるのです。最近のエアコンはしっかり足元も温めてくれるんですよね。
ネット上では「積水ハウスの家は寒い」という口コミ情報が蔓延していたため、足元から冷える寒い思いはしたくないと考え、思い切って床暖房を導入しましたが、無くて困るという状況にはならなかったと感じています。
とはいえ、床暖房を使い、温かい床でゴロゴロできる幸せも味合わせていただいています。床暖房については、様々なデメリットもあり、かつ高価なオプションになるため、費用対効果をしっかり検討して導入してみてください。
第1位「太陽光発電&オール電化」
- オプション価格…327万7120円
こちらも床暖房同様、私が憧れていた設備になりますが、無くても良かったと後悔しています。
一番の後悔の理由は、その高額な価格です。オプション価格の約328万の内訳は、
- 太陽光発電4.86kw…約288万円(補助金&値引き前の価格)
- 給湯器エコキュートへのグレードアップ代金…約40万円
の合計額ですが、これにローン金利も加わるわけです。
もちろん、毎月太陽光発電の売電額が1万円~2万円ほど入ってくるわけですが、太陽光発電システムが物凄く良い財テクになっているかというと、わが家の場合それほど魅力を感じる利回りにはなっていません。
むしろ、お湯の残量を気にしながらお風呂やシャワーを使用しなければいけなかったり、故障やメンテナンスのリスクや費用を考えなければいけなかったりと、頭を悩ませる問題になっています。
今では太陽光発電の買い取り価格は、下がりに下がってしまい、もうその旨味はほぼ無いような状態だと思いますが、再生可能エネルギーを推進していくのであれば、もう少し設置することでの恩恵が続くシステムであって欲しかったと思っています。
とはいえ、時代の流行に流され、深く考えずに導入した私自身の責任が一番悔やまれます。
積水ハウスでおすすめのオプションTOP3
続きまして、3年間生活してみて「付けて良かった」と感じているおすすめのオプションTOP3を紹介します。
家作り当時、憧れていたオプションは軒並み後悔オプションへランキング入りしてしまっていますが、ここで紹介するおすすめオプションは、期待値が低かった分「付けて良かった」と感じるオプションになっています。
第3位「浴室暖房乾燥機」
- オプション価格…78,000円
オプション価格の78,000円は、標準システムの換気乾燥使用との差額になります。約8万円掛けて設置した浴室暖房と乾燥機ですが、これはかなりおすすめのオプションといえます。
寒い日のお風呂は、入るのが嫌になってしまうばかりか、その温度差から脳卒中など健康被害のニュースが後を絶ちません。お風呂に入る前に10分間程度浴室暖房を付けておくと、寒いお風呂が非常に快適に過ごせます。
また、梅雨時期や冬場の乾燥機はかなり重宝しています。部屋干しだとどうしても乾くまでに時間がかかってしまいますが、これがあるおかげでかなり時間短縮につながります。特に、すぐに使いたいタオルや子供の服を中心に乾かすようにしています。
第2位「電動シャッター雨戸」
オプション価格…173,000円(2か所)
実は、このオプション。付けるかどうか本当に悩みました。
というのも、それまで住んでいた家は手動の雨戸を使用していましたが、それが当たり前だったので、毎日の開け閉めがまったく苦になることがなかったからです。
しかし、電動シャッターはボタン一つで開け閉めができる上、必要に応じて閉める量も調節が可能です。夏場は窓を開けておきたいので、隙間を作っておくのですが、その微調整も簡単にできます。
さらに、開け閉めの音も非常に静かなので、朝早くにシャッターを開けたいときなど大変重宝しています。これまで子供が寝ている時間帯は、シャッターの開け閉めの音を気にしていたのですが、今では全く気にすることはありません。
価格は少々高いですが、シャッターを付けるのであれば、絶対に電動をおすすめします。
第1位「制振シーカス」
画像引用:積水ハウスより
- オプション価格…300,000円
積水ハウスの制振システムシーカスがおすすめのオプション第1位です。
シーカスについてはまた改めて別記事にてその性能をピックアップしていく予定ですが、簡単にシーカスについての思いを紹介したいと思います。
あまりにもショッキングだった東日本大震災を目の当たりにし、南海トラフ地震による被害が予想される地域に住む私たち夫婦の一番の願いは、家族を守ってくれる家作りでした。
そんな思いからハウスメーカー選びの際には、各社の制震システムや免震システムを調べたわけですが、最終的には積水ハウスのシーカスを選択しました。選択の理由は、コストパワーマンスと実績でした。
その後も熊本地震が発生するなど、震災による被害が全国で続いていますが、そうした状況を見聞きすると、住宅における耐震性能は非常に重要なポイントであると感じます。本震のみならず、その後の余震にも耐えきってこそ意味のある耐震システムにおいて、期待も込め、第1位とさせていただきました。
注文住宅におけるオプション選びのポイント
3年間自らが選択したオプションを使用してみて感じたことは、お金をかけたオプションが必ずしも満足度が高いわけではないということです。
低価格であったとしても、付けておくと生活が一気に便利になるものもあれば、価格が高くても恩恵を感じにくいものもあるということです。
そのオプションがある暮らしをいくらイメージしたところで、実際に使ってみない事にはその性能を体感できません。物によっては見学会等で1日触れた程度では、本当の必要性を感じにくいものもあります。(季節によって機能するオプションなど)
できれば数年そのオプションを使用した方の意見を聞くことができれば、一番参考になるはずですが、なかなかそういった方が身近にいるとも限りません。
そういう意味でも、家作りブログは重要な役割を担っていると自負しております。
注文住宅のオプション選びでは、例え手間が掛かったとしても、できるだけ実物に触れ、体感することをおすすめします。