ロシア人の入国ビザ緩和へ 人的交流拡大に向け

ロシア人の入国ビザ緩和へ 人的交流拡大に向け
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先週行われた日ロ首脳会談を踏まえ、外務省は日本とロシアの人的交流の拡大に向けて、一度取得すれば何度でも日本に入国できる「数次ビザ」の有効期間を延長するなど、年明けからロシア人に発給している入国ビザを緩和する方針を決めました。
先週行われた安倍総理大臣とロシアのプーチン大統領との日ロ首脳会談を踏まえ、外務省は両国の人的交流を拡大させ、北方領土交渉の進展に向けた環境作りにつなげようと、年明けの来月1日から、ロシア人に発給している入国ビザを緩和する方針を決めました。

具体的には、一度取得すれば何度でも日本に入国できる、商用などの「数次ビザ」の有効期間を現在の最長3年から5年に延長するほか、これまで1回に限られていた観光などを目的とした入国にも有効期間を最長3年とする「数次ビザ」を導入することにしています。

政府はウクライナ情勢を受けて、おととしからロシアに対する制裁措置として、ビザの緩和に関する協議を停止していますが、今回の緩和措置について、外務省は「日本政府が独自に検討を進めてきたもので、制裁措置の解除にはあたらない」と説明しています。