小林麻央のがん報道が連日のように報道されている。
乳がんの転移、ステージ4、余命・・・など、内容は確かに痛たましい。
しかしあまりにもしょっちゅう報道されるせいで、もううんざりしてきた。
しかもニュースやマスコミに至っては、感動させようといろんな演出をぶっこんでくるから、余計にイラつく。
世間ではもっと大変な人もいる中で、芸能人の悲劇をこのように取り上げるのは、いかがなものだろうか?
連日の報道に対する世間の感情図
この小林麻央の「乳がん」発覚は、世間に衝撃を与えたが、連日の報道にはうんざりしている人も多い。
小林麻央で検索した時のYahoo!リアルタイム感情図の数字はこの通り。
普通なら心配や応援の声が上がりそうだが、半数が「ウザい」「イライラする」「ふざけるな」などのマイナスな感情で埋め尽くされている。
こういうケースは数多くあるが、「半数」と言うのは驚きだ。
これはもちろん小林麻央本人ではなく、ブログを更新するたびにいちいちニュースで話題にする、マスコミに向けたものだろう。
多くの人は、注目しつつも、「もういいよ」「うんざり」「ほっといてあげて」と思っているようだ。
ちなみにネット上のコメントはこんな感じ。
・もうニュースにせんでええねんしつこい
・毎日毎日毎日Yahoo!ニュースで見る小林麻央うざい
・小林麻央のお涙頂戴ネタお腹いっぱい。
・死んだら今度は海老蔵がまたネタとして語るんだろうな。
・小林麻央さんのニュースでZARDの負けないで流す局嫌い
・頼むから小林麻央のことはもうほっといてやれ。本人が1番つらいだろう。
・他人の食事にケチつけるだけでも非常識なのに、病気の人に対してそれを楽しそうにやってる人たちはなんなの…つつしめとしか言えない。ブログ主さんの体験談はとても胸に迫った。
・小林麻央ちゃんは偉いと思うけど、周りの麻央ちゃん頑張れとか騒ぐ偽善者達はムカつくしウザい
・もう小林麻央さんのblog話題 もういいじゃん。 そっとしといてあげなよ
・小林麻央ガンガンってなんかガンを売り物にしてしつこい! 病気ならばさもう少しおとなしくしてろって 逆に聞いてるほうは私みたいな神経質にはホントに腹立つからさ、公にべらべらやめてくれないかな
小林麻央の乳がんの状況
小林麻央は自身のブログ「KOKORO」で、自身が乳がんであることを告白。
9月末には手術を受けるが、そのステージは4にまで進行している。
もちろん手術で根治したわけではなく、むしろここからが治療の本番だ。
がんのステージは1~3までは、一つの部分にがんが侵食しているものだが、ステージ4と言うことは、がんの発生個所以外にも、いろんな部分に転移している事になる。
そのためステージ3と、ステージ4では、治る可能性が段違いで変わってくる。
小林麻央の場合は骨や肺にも転移しているわけだが、こうなると根治は難しいだろう。
手術ですべてを切り取る事は無理なので、抗がん剤などで小さくしていく必要がある。
乳がんの5年生存率は、ステージ3では69.7%だが、ステージ4は32.2%。
他のがんに比べると生存率は高い方だが、かなり厳しい状況だ。
悲劇を美的化する「偽善商法」
こういった報道をする時に、いちいち美化したり感動させようとしてくるニュースはめんどくさい。
大変なのはわかるが、それを利用しようとしていると分かると、一気に冷めて嫌悪感すら湧き出てくる。
いっそのこと、ほっといてあげて、と思ってしまいたくなるものだ。
24時間テレビでは、身体障害者の特集が組まれたが、実際に体に障害のある人がこれを見て「不愉快」とコメントした事でも話題になった。
身体に障害を持っている人が頑張っている姿は、感動を与えてくれるかもしれないが、当の本人たちは見下された気分がしてあまりいい気持ではない人もいるそうだ。
世間にさらし者にされている感が、本人たちにとっては不愉快だそうだが、よく考えてみれば当然の事だろう。
しかし自称「正義の味方」はこういった感動話を声高に応援し、相手に迷惑をかけつつ、自分に酔っている事に気づいていない。
ただ言えるのは、連日報道されると言うことは、それだけ報道すれば「注目する」人が多いと言うことだ。
なんだかんだ言っても、
・ ・ ・
これが日本の国民性(。-`ω-)
なんだろね

