■与党の支持基盤である大邱・慶尚北道でも野党リード
野党各党が弾劾政局をきっかけに大統領選挙への準備に入った背景には、最近になって政党支持率が急上昇し、これによって政権獲得に向け自信を持ち始めたからだ。韓国ギャラップが今月13日から15日まで全国の有権者1004人を対象に行った調査によると、共に民主党の支持率は先週に比べて5ポイント高い40%を記録。以下与党セヌリ党15%、国民の党12%、正義党3%と続いた。韓国ギャラップの関係者によると、共に民主党系列の政党支持率が40%を上回るのは、故・金大中(キム・デジュン)大統領就任1年目の1998年以来だという。この関係者は「弾劾議案の可決をきっかけに、最大野党としての存在感が一層大きくなったようだ」とコメントした。
地域別にみても、共に民主党は与党の支持基盤である大邱・慶尚北道を含め、全ての地域で最も高い支持率を得ている。この地域の支持率は共に民主党が32%、セヌリ党は25%だった。また年齢別に見ても60代以上を除く全ての年代で共に民主党は1位となっている。
共に民主党の中では40%もの高い支持率に興奮した雰囲気だ。同党のミン・ビョンドゥ議員は「大統領選挙候補者の支持率よりも党の支持率が高いのは、われわれが巨大な空母に乗っているという意味だ」「政権交代に向けて大きな力になる」などとコメントした。また野党のある大物議員は「これまで野党の支持率は25%程度にとどまっていたが、大統領選挙直前になって15ポイントも上がり40%に達した。これは異常とも言える現象だ」と述べた。一方で共に民主党の禹相虎(ウ・サンホ)院内代表は「弾劾可決にこぎ着けたことによる一時的な支持率上昇だ。これに喜んでばかりいてはだめだ」と気を引き締めた。