韓国で鳥インフル感染拡大 過去最大1600万羽余処分
韓国政府は、韓国国内で飼育されているニワトリやアヒルなどの間で先月以降、鳥インフルエンザの感染が広がる中、これまでに1600万羽余りを処分したことを明らかにし、過去最大の被害となっています。
韓国では先月中旬、南西部のチョルラ南道ヘナムにある農場で、飼育されていたニワトリが大量に死んでいるのが見つかり、高病原性の「H5N6型」という鳥インフルエンザウイルスに感染していることが分かって以降、感染の拡大に歯止めがかかっていません。
こうした中、韓国のキム・ジェス農林畜産食品相は16日、国民向けの談話を発表し、これまでに韓国全土で合わせて1600万羽余りを処分したことを明らかにしました。韓国では、おととしにも鳥インフルエンザの感染拡大でおよそ1400万羽が処分されましたが、ことしはこれを上回って過去最大の被害となっています。
キム農林畜産食品相は「本格的な冬を迎えて、渡り鳥が韓国国内に飛来していることから、感染の拡大を防ぐことが難しくなっているが、政府を挙げて最高レベルの措置をとる」と述べました。そのうえで、すべての市と郡で対策本部を立ち上げるとともに、消毒作業を行う人員と装備を主要な道路に配置する考えを示しました。
韓国政府としてはパク・クネ大統領の職務をファン・ギョアン首相が代行する状況にあっても、鳥インフルエンザの感染拡大を食い止めるため、徹底した対策を講じていく姿勢を強調した形です。
こうした中、韓国のキム・ジェス農林畜産食品相は16日、国民向けの談話を発表し、これまでに韓国全土で合わせて1600万羽余りを処分したことを明らかにしました。韓国では、おととしにも鳥インフルエンザの感染拡大でおよそ1400万羽が処分されましたが、ことしはこれを上回って過去最大の被害となっています。
キム農林畜産食品相は「本格的な冬を迎えて、渡り鳥が韓国国内に飛来していることから、感染の拡大を防ぐことが難しくなっているが、政府を挙げて最高レベルの措置をとる」と述べました。そのうえで、すべての市と郡で対策本部を立ち上げるとともに、消毒作業を行う人員と装備を主要な道路に配置する考えを示しました。
韓国政府としてはパク・クネ大統領の職務をファン・ギョアン首相が代行する状況にあっても、鳥インフルエンザの感染拡大を食い止めるため、徹底した対策を講じていく姿勢を強調した形です。