(台北 8日 中央社)カード大手、マスターカード・ワールドワイドがまとめた「女性の社会進出度調査」によると、アジア・太平洋地域の14カ国・地域で社会・経済分野での男女格差が最も少ないのはニュージーランド、台湾は5位で、中華圏では香港と中国大陸を上回りトップとなった。
この調査はアジア、中東、アフリカ地域での女性の社会的地位ををはかるため、マスターカードが継続的に行っているもので、評価指標は雇用、教育、リーダーシップの3つに大別できる。
スコアが男女平等を示す基準の100を下回った場合は男性優位を、100を上回った場合は女性優位を意味する。
今回の調査では、総合指数の第1位はニュージーランド(77.8)、第2位はオーストラリア(76.0)で、以下フィリピン(70.5)と続き、台湾は2008年の58.8から今年の64.7に大きく上がり、順位も昨年の9位から5位に躍進、中華圏では香港(63.3)と中国大陸(61.5)を上回り、トップに輝いた。
韓国(49.7)、日本(48.1)、インド(38.0)はいずれも女性の社会進出度が台湾より低い結果となった。