[PR]

 北朝鮮の労働新聞(電子版)は金正日(キムジョンイル)総書記の死去から5年になる17日、1面に金正恩(キムジョンウン)委員長の下での結束を促す社説を金総書記の写真と共に掲載し、「金委員長の指導に従い、金総書記の革命偉業の正当性と必勝不敗を世界に誇示した輝かしい継承の5年だった」と強調した。

 正恩氏は17日午前、幹部らと共に、金総書記の遺体が安置されている錦繍山(クムスサン)太陽宮殿を訪問した。北朝鮮では死去5年に合わせ、各地で正恩氏の指導に忠実に従うことを誓う決意大会が開かれている。

 北朝鮮事情に詳しい韓国の康仁徳(カンインドク)元統一相は金正恩体制について「軍に気を使った政治を続けざるを得ない。外貨不足を補うため、市場経済をある程度認めざるを得ず、社会の格差や矛盾が広がるだろう」と語った。(ソウル=牧野愛博)

有料会員に登録すると全ての記事が読み放題です。

初月無料につき月初のお申し込みがお得

980円で月300本まで読めるシンプルコースはこちら