スーパーマリオ ラン | 任天堂マリオシリーズ初のスマホ作品であるスーパーマリオランがいよいよ配信スタート!
最初の3ステージと4ステージ目の冒頭までが無料で、1200円払うと全ステージがオープンされる。
そこまで興味あったわけじゃないけどせっかくだから1200円払って遊んでみたが、
すげぇ作り込みだったわスーパーマリオラン……!
「スマホだからこその新作マリオ」と言うほか無い1本だよこれ!
メインとなるワールドツアーは1-1から6-4までの全24ステージ。
操作とステージの作り込みがとにかく丁寧。
マリオはオートで走ってクリボーや小さな段差も自動で乗り越える仕様で、
タッチすることでジャンプするスマホに合わせた操作になってるけど、
クリボーを乗り越えた瞬間に画面をタップするとクリボーを踏んで大ジャンプするとか、
壁貼り付きからの壁蹴りジャンプとか、
高い所から飛び降りて受け身を取っている時にタッチで受け身ジャンプとか、
非常にアクションが多彩。
メニューから図鑑を開くとチュートリアルでは教えてくれない高度なテクニックがズラリ。
スマホのタッチ操作だけど本家マリオのアクションをしっかり詰め込んであるし、
ガケの端っこに接触すると掴まって乗り越えるなど遊びやすさも考えてある。
ステージも「乗るとタッチするまでマリオが動かない床」を使って
タイミングを計って進まないといけない場面や、
入る扉を考えたりする場面があったりと緩急をつけてある。
操作は簡単なのに、連続ジャンプで仕掛けを突破したり、
敵を踏みつけて大ジャンプしたりした時の気持ち良さが本家マリオまんまなんだよね。
それでいて自動でマリオが走り続けるっていう独自の部分でしっかり個性を出してある。
失敗した時のもう一回やりたくなる感じが実にマリオ。
スタミナ制とかじゃなくて本当に良かった。
24ステージをクリアするだけならそこまで難しくないが、
マリオと言えば恒例、ステージ毎に存在する特殊なコインを集めるやり込み要素。
今回は5つのピンクコインを集めるのがやり込み要素だが、
ピンクコインをすべて集めると5つのパープルコインが、
パープルコインをすべて集めると5つのブラックコインが登場。
24ステージすべてのこの3種類のコイン集め要素が存在しているが、
本家と違って1回のプレイで5つ全部集めないとコンプしたことにならないし、
なんとコインが変わるとザコ敵の配置などステージの構成も微妙に変化する。
このやり込み要素を意識するとまるっきり別のゲームになる。
どのタイミングでジャンプするか、
どのルートを通るかをしっかり考えないとすべてのコインをコンプ出来ないので、
パズルアクションみたいになってくるし、コインの場所が序盤からシビアなガチバランス!
マリオは自動で進むからコイン取り逃した時は声が出るぞ!
このゲームでマリオは死ぬとシャボン玉に入って画面を逆戻りし始め、
画面をタッチしたタイミングでステージに復帰する仕様。
シャボン玉は初期数が2で、ステージによってはブロックから手に入ることもある。
シャボン玉が無くなったらゲームオーバー。
で、画面上に表示されたシャボン玉アイコンをタッチすると
シャボン玉を1個消費して好きなタイミングで画面の逆戻りが可能。
コインを取り逃した時はこれでリターンするわけだが、
制限時間が割とシビアだったりするのでこれはこれで悩ませられる。
とにかくコイン集めの歯ごたえが凄くて、
無料プレイ出来る1-3まででコンプしようと思ってもかなり苦戦させられるバランス。
最高難易度のブラックコインはコースを熟知したうえで、
ドット単位でのジャンプ調整を連続でキメ続けないと取れないぞ!
ブラックコイン仕様のコースを初めてプレイするとコインの位置でちょっと唖然とさせられるね……。
しかもピンク、パープル、ブラックコインそれぞれに、
120枚集めるとプレイ出来るスペシャルコースが存在してるみたいでなんだこのボリュームは。
今回のマリオは片手で遊べるからハンバーガー食べながらでも遊べるとか宮本茂が言ってたけど、
やり込み始めるとハンバーガー食ってる場合じゃねぇぞこのガチ難易度!
おのれ宮本茂!
マジでドット単位の調整がいるから集中しないといけない。
ハンバーガー食いながら遊んでるとマリオが腹パンしてくるバランス。
我々は宮本茂のエアハンバーガー論述にまんまと踊らされていたんですよ!
基本操作は簡単、遊んでいるうちに高度なアクションが出来ることに気付き、
やり込み要素に手を出すと徐々に鬼畜なステージが顔を出す。
まさに……いつものスーパーマリオだぜ!
ワールドツアー以外のモードも面白い。
今回は冒頭でキノコ王国の住人が一人残して国外離脱していて
ピーチ城もボロボロにされているというかなり過酷な状況。
そこで「キノピオラリー」で住人を集め、「王国づくり」で建物を建設していく構成。
住人を集めて色んな建物を作っていくとボーナスゲームが遊べるようになったり、
ルイージやヨッシーの家を建てればこいつらもキャラとして使えるようになる。
お前ら家あっただろ!
木や家など色々な建物があるので自分なりのキノコ王国を作ろう。
作れる物にはこんなのもある。マリオを崇めよ……!
キノピオラリーは他のプレイヤーのデータを使ってワールドツアーでレース勝負。
制限時間以内に沢山コインを集めた方が勝ちだが、
レース中に華麗なアクションをキメればギャラリーが盛り上がってコインが増える。
華麗なアクションをガンガン披露しつつコインをジャリンジャリン稼ぐ。
ワールドツアーとは違った面白さがあるぜ。
勝てば相手プレイヤーの国民を奪えるが、
負けるとこちらの国民が向こうに亡命していくという過酷な戦争です!
対戦相手の選択画面でプレイャーの国民数が確認できるので、
出来るだけ低いヤツを選んで戦争を仕掛けるのが勝利のカギ。
基本的にガチ実力勝負だが、同じ敵を倒してレベルを上げると、
敵を倒した時に手に入るコイン数が上がるという成長要素があるので
繰り返しプレイすれば累積では勝ちやすくなっていくかな。
本家マリオのコインラッシュモードやおだいモードに近いが、
また違う手触りになっていて熱い。
やっぱ任天堂すげぇって思ったスーパーマリオラン。
本家マリオの楽しさをここまで丁寧にスマホに落とし込めているのはさすがだわ!
Newマリオをベースにしつつもスマホならではの新作マリオになっているし、
マリオランで初めてマリオを遊んで「ゲーム機でも遊んでみたい!」
ってなった人が本家マリオをプレイしても違和感の無い作りになってるのが素晴らしいね。
片手でプレイできるから電車の中でもプレイ出来るのが個人的にありがたい。
今日はコイン集めに集中してて駅を乗り過ごした。
まあ、普通にクリアするだけだと物足りないと思うので、
コイン集めや他のプレイヤーと競争するやり込み要素に興味が持てなければオススメはしないかな。
俺は今後もチマチマとコイン集めをするとしよう。
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