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 沖縄県の安慶田(あげだ)光男副知事は17日、米軍輸送機オスプレイが着水を試み大破した名護市安部(あぶ)の事故現場を視察した。安慶田氏は浅瀬に散らばる機体を見て、報道陣に「一歩間違えば集落に落ち、大変なことになっていた」と話した。

 現場は、米軍普天間飛行場(宜野湾市)の移設計画で名護市辺野古に造られるV字滑走路の延長上3キロほどの所。安慶田氏は「辺野古(に基地)もできると、先が思いやられる。沖縄県の全市町村と議会がオスプレイ配備撤回を申し入れたわけだから、日本政府も本腰を入れて米国政府と交渉するべきだ」と話した。米軍が来週にもオスプレイの飛行再開の方針を示していると報じられていることには「(再開するなら)本当に独立国家と言えるのか」とも述べた。(吉田拓史)